【ほぼ全文レポ】キスマイ藤ヶ谷「代表作に出会えた」 再演にメンバーも喜び「来てくれると思います」

鶴見辰吾、藤ヶ谷太輔、真彩希帆(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
鶴見辰吾、藤ヶ谷太輔、真彩希帆(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

藤ヶ谷「2年前よりは身体を大きくしました」

――鶴見さん、2年ぶりの共演はいかがですか。

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鶴見「ドン・ジュアンという役は、芝居がうまくて、歌がうまいだけじゃだめなんです。(この役を)できる人はね、今は藤ヶ谷くんしかいないんじゃないかなっていうくらい、だいぶ板についてきて。もう、自分のものにしているなって。本人は謙虚だけど、手応えがあるとみんなが感じていると思う」

――前回から、藤ヶ谷のどんなところが成長していると感じるか。

鶴見「深みですね。人間の深みがドン・ジュアンに出てきた。そこが今回グレードアップした1番大きな見どころじゃないですかね」

――男性としても魅力的でした。(劇中で披露している)胸筋も鍛えた?

鶴見「あの姿で楽屋袖をうろうろ歩いている」

藤ヶ谷「(笑)。2年前よりは身体を大きくしました。このままだと、見どころが胸筋になっちゃう(笑)。確かに見どころの1つにはなるのかもしれないです。こんなにはだける衣装はあまりないです。男性としての色気も、ドン・ジュアンは常に出していかないと!」

――2年前の初演と比べ、コロナ禍での稽古で難しさを感じたか。

藤ヶ谷「気楽にコミュニケーションを取れないですし、(以前は)稽古終わって何人かで食事をして生まれるものや見つけるものもありました。今はなかなか稽古時間も限られていますし、そんな中でも集中して短時間でやるというのと、僕はカンパニーの何人かとZoomというのを初めてやりました。家でコミュニケーションを取りながら……。不安な点も多々ありますけども、前に前に進んで行かなくちゃいけない。みんなで探して、見つけられて、やっと東京がスタートするのかなと思います」

生田「状況がもう2年前とは違うので、開幕に向かって歩んできた中でだいぶ違うところもありましたが、制限や苦労や大変とか以上に、今自分たちに何ができるのか。乗り越えていくときの団結力が増して、絆が深まっていく。そういう現場でありたいと思いましたし、実際に皆さんのご協力のもと、前向きに取り組めました。人との距離感とか、マスクをしながらなので息苦しかったりとか、個々の苦労も、太ちゃん(藤ヶ谷)を中心に、初日に向かって一丸となって向かってこれたのが誇らしいと思います」

――カンパニーの盛り上がりがすごかった。座長としてはどう感じているか。

藤ヶ谷「打ち上げもできないしですし、あの、チームウエアを作りました。(報道陣:どんな感じの?)やっぱり、ドン・ジュアンはバラが印象的。絵は全く描けないので、口で伝えて、デザイナーの人に描いてもらって、110着くらい」

真彩「袖でスタッフも皆さん着ていらっしゃったり。キャストもみんな着て、すごく喜んでいます」

鶴見「偉いのはね、前の初演のときのメンバーも作って渡している。そういう気遣いが、藤ヶ谷くんのハートだよね」

藤ヶ谷「作らないと、前回のマリアと今回のマリアがバチバチしちゃうので(笑)」

鶴見「モテる男のつらいところだな(笑)」

藤ヶ谷「今カノ、元カノでね(笑)。でもチームなので。僕にとって、カンパニーは初めてだったので。皆さんに支えていただいて前に前に進めたのもあって、自然とそうなりましたね」

次のページへ (3/3) 藤ヶ谷はなみなみならぬ意気込み「命を削って全部出しきってやっています」
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