タレントのマツコ・デラックスが18日、都内で行われた、令和3年度北海道米「新米発表会」にCMで着用した鮮やかな赤いドレス姿で登場した。

　マツコが出演する、「ななつぼし」の7％増量キャンペーンの新テレビCMは、10月23日より全国（北海道、東京都他23府県）で放映される。「マツコのお福分け新米増量開始」篇では、リアルなアニメーションで描かれたマツコがリズミカルな音楽に合わせて、キレのいいダンスを披露する中、実写のマツコが現れ、“ひとり合いの手”を入れるユニークな映像となっていてる。8年連続、北海道米のCMに出演しているマツコは、「制作費もなくて、絵になっちゃたわよ。着物高いから」と冗談交じりに話し笑わせた。

　北海道知事の鈴木直道氏とのトークでは、知事に向かって「マスクイケメンだったのよ。マスクを取ってもイケメンだけど。今、一期目？長期になるんじゃない？」と畳みかけた。鈴木知事は、「先ほど楽屋にあいさつをしに行かせていただいたら、なぜか私のお尻を（触って）…」と暴露。マツコは「長期政権ができる足腰を持っているかね。大丈夫でした。四期はいけます。お尻触ればだいたい分かります。それか三期で国政か」と太鼓判を押した。

　イベント終盤では、北海道米「ななつぼし」「ゆめぴりか」「ふっくりんこ」「えみまる」の4種類を堪能。まず「ななつぼし」を試食したマツコは「よくできてるわね。味が濃いわね、今年。今までの中で一番かも」と称賛。マツコがイチ押しという「ふっくりんこ」については、「甘くてあっさりしている」と舌鼓を打った。そして、「えみまる」を初めて食すると、「歯ごたえもあるし、お米って感じ。ちょっと懐かしい感じ。野性的と言ったら変だけど。私、これが一番好きかも。ちょっと暴れん坊ぐらいがいいのよ」とコメントした。4種類を食べ比べ、マツコは「やっぱり、“ななつぼし”。“えみまる”は強敵になってきている」と総括した。

　最後にマツコは「北海道米はもちろんなんですけど、北海道は日本の台所みたいなもんですから、こういう風なあいさつをさせていただいてもいいのかなと思うんですけど」と前置きをし、「ホクレンのものはもちろんですけど、どうにか皆さん、ちょっとずつ世の中が動き始めたので、日本の農産物をいつもよりちょっと多めに食べていただけるとうれしいなと。そのお供に北海道米を宜しくお願い致します。皆さんちょっとずつでいいので日本の物を食べましょう」と呼び掛けた。

　イベント終了後、報道陣の質疑応答に対応。普段の食事について「50（歳）も近くなっていくと人並みになってくるわね。3膳ぐらい。前は3合炊いて、1食で食べていた。昔は3合で驚かれる認識がなかったのよ」と明かした。

　26日に49歳の誕生日を迎えるマツコ。50歳までにやっておきたいことについて、「人間っていうのは、ちょっとずつ死に近づいているんだなと分かってきた。気力とか体力とかがないとできないと思うことは、悩んでいないでやろうと思った。何とは問わず」と言及。

　その上で、願望として「最近は、真剣に考えたのは動物を飼うか。不規則な生活だから、私が飼うのは無責任だからやめた。カエル飼おうかな。周りにけっこう飼ってる人いて」と語った。