田中みな実、女優業に続きプロデュース業に手応えも慎重なワケ 「仲良しこよしじゃ商品は作れない」
フリーアナウンサーで女優の田中みな実が先ごろ、ENCOUNTなど一部ウェブメディアの取材に応じ、下着ブランド「PEACH JOHN」と初コラボしたガードル入りのムック本「田中みな実×PEACHJOHN ファーストガードルBOOK」(20日発売、講談社)の製作秘話などを明かした。
新感覚ガードルが大反響で新境地「発売前にすでに3刷」
フリーアナウンサーで女優の田中みな実が先ごろ、ENCOUNTなど一部ウェブメディアの取材に応じ、下着ブランド「PEACH JOHN」と初コラボしたガードル入りのムック本「田中みな実×PEACHJOHN ファーストガードルBOOK」(20日発売、講談社)の製作秘話などを明かした。
今年9月1日、同商品の発売がニュース報道されるとAmazonなどに予約が殺到。「発売前にすでに3刷」(関係者)と、予想以上の反響を巻き起こしている。
プロジェクトが始動したのは昨年末のこと。「せっかくだから自分にしかできない商品を」と田中が目をつけたのは、若い世代に敬遠されがちなガードルだった。
「ガードルの必要性や大切さを、PEACH JOHN世代、若い人に広められないかと考えました」と、高めのハードルを設定し挑むことになった。
田中にとって、下着プロデュースも、ムック本プロデュースも初めての経験。
「ガードルの仕組みを知る必要があり、購入したり母や知り合いにもらって100着近く解体しました。裏返すと、パワー(引き締め)がどのように入っているか分かる。さらに分解できるものは分解して、事細かに調べ上げました」とのめり込み、試作品を何度も何度も作り直したという。「妥協を知らない性格なので」と笑いつつ、周囲と議論に議論を重ねた。
「道のりは結構長く厳しいものでした」「仲良しこよしじゃ商品は作れない」と今だから素直に振り返れるほど、仕上がりは納得の逸品になった。
デザインにこだわり、腹部に食い込まない工夫を施し、はき心地を追求。ヒップの位置が上がる設計にし、色は田中が「一押しのカラー」と胸を張るラベンダー色。「えええ、ガードルってあの、ベージュ色の?」と旧来のイメージでとらえがちな層にも刺さる配慮だ。
「ファーストガードルと銘打っているので、ガードル初心者の方にはいてもらいたい。はくだけで補強できるわけですよ。ガードルを着用することを習慣にすれば、お尻が年齢を重ねるスピードを緩やかにできる」と力説する田中だが「20代のころには、ガードルをはこうという概念がなく、興味すらなかった」と過去を省みる。
その思いから、「はかない手はないですよね」とピーチ・ジョン世代に呼びかける。「何歳とかではなく、二十歳前後になったらファーストガードルを買いに行こう、という長く愛されるロングセラー商品になればいいと思います」
これまでのガードルイメージを一新し、とりわけ若い世代へのガードル普及を狙い、田中は自らがモデルになり、「丸ごとお尻BOOK」を責任編集。ガードル付きのムック本に仕上げた。