コロナ陽性から復活へ 田中ケロリングアナに届く声「僕はケロさんからすべてを学んだ」
新型コロナの後遺症と闘う田中ケロ・リングアナウンサーを応援する声がアチコチから上がっている。
大日本プロレスの新土裕二アナの思いとは?
新型コロナの後遺症と闘う田中ケロ・リングアナウンサーを応援する声がアチコチから上がっている。
コロナ陽性と判定され自宅療養中だった田中アナは8月8日に緊急入院した。一時は危険な状態だったが、9月14日から社会復帰を目指してリハビリを開始。現在も「リハビリ中」ということだが、あの美声、名調子の復活が待たれる。
田中アナに憧れ、リングアナウンサーを目指した者は多い。大日本プロレスの新土裕二アナもその一人。それどころか「僕はケロさんからすべてを学んだ。僕がケロさん研究では一番だと自負している」と胸を張る。
2008年2月に、リングアナとしてデビューしているが、お手本は田中アナだった。「プロレスラーになりたかったけど、身体が小さい。でもロープをまたいで、リングインしたかった。レスラー以外ではレフェリーかリングアナだけど、ケロさんの勇姿を見てリングアナと決めた。美声に口上、衣装……この人になりたい」とトーンは上がりっぱなし。
試合のビデオやDVDでファイトは早回しして、田中アナのコールをじっくりと何度も繰り返し見続ける。所作も真似して、体に覚えさせた。「ケロさんにはなれないけど、少しでも、近づきたいと」。新土アナの鍛錬は続いた。
ついには田中アナと同じ大会でコールする機会がやってきた。長年の思いをぶつけたという。「サインももらった。天にも昇る気持ちというのを初めて実感した」。田中アナは優しく微笑んでくれたという。
ファンから「ケロさんに似てきましたね」と何とも嬉しい言葉をかけられ、仕事を忘れて「しばらくポーッとしてしまったことがある」と笑う。リングアナ歴14年目にして、今でも家にいるときは、ビデオ、DVD、動画で、田中アナのコールをチェックしている。