“Uの末裔”41歳中村大介がRIZIN参戦 朝倉未来との対戦へ意欲「一つずつ勝っていけば」
“Uの末裔”と呼ばれる中村大介が、「Yogibo presents RIZIN.31」(24日、ぴあアリーナMM)に参戦する。中村といえば、“孤高の天才”と呼ばれた田村潔司に師事したのが20年以上前。その後、PRIDEやDREAMでも活躍し、現在は桜庭和志の主催する「QUINTET」やプロレスリング・ノアにも参戦中だ。そんな中村がRIZINでは何を見せるのか。これまでの歴史や道程を含め、いくつかの視点で話を聞いてみた。
RIZIN.31で用心棒界最強の男と対戦
“Uの末裔”と呼ばれる中村大介が、「Yogibo presents RIZIN.31」(24日、ぴあアリーナMM)に参戦する。中村といえば、“孤高の天才”と呼ばれた田村潔司に師事したのが20年以上前。その後、PRIDEやDREAMでも活躍し、現在は桜庭和志の主催する「QUINTET」やプロレスリング・ノアにも参戦中だ。そんな中村がRIZINでは何を見せるのか。これまでの歴史や道程を含め、いくつかの視点で話を聞いてみた。(取材・文=“Show”大谷泰顕)
「プロレスリング・ノア、杉浦軍の中村大介です」
去る9月30日、都内ホテルで行われた「Yogibo presents RIZIN.31」の会見に出席した中村は自身の所属先をそう口にした。
「大きいキラキラした会見は久しぶりなので緊張しました。テンションの上がる会見でしたね。緊張しました」
ボクトツとした語り口調でそうコメントする中村。
中村が“孤高の天才”と呼ばれた田村潔司に師事したのが20年以上前。その後、“Uの末裔”と呼ばれるようになった中村は、PRIDEやDREAMでも活躍し、7年前からは東京・足立区に「総合格闘技 夕月堂本舗」なる道場を立ち上げた。道場には一般会員も在籍しているが、中村にはあまり「指導」をしている気はないらしい。
「指導というか、一緒に練習して、アドバイスがあれば教えてあげる感じです」と言いつつ、そこを拠点に現在はプロレスリング・ノア、桜庭和志の主宰するグラップリングイベント「QUINTET」にも参戦している。
「ノアに出てRIZINに出る選手はいないですよね(笑)。そこが今、自分のアイデンティティーになっています。(ノアでは)自分のスタイルを変えずにこのままでいいと言ってもらっているので。プロレスでもMMAでも変わらずにやっていきたいし、実際やっています」と笑った。
そんな中村が、「Yogibo presents RIZIN.31」に参戦する。
「楽しみですね。久しぶりに大きい大会に出るので、100%楽しみです」
対戦相手は新居すぐるという、13年間、夜の街でバウンサー(用心棒)を続けているファイター。高校柔道北海道大会優勝の実績を持ち、THE OUTSIDERをはじめとする地下格闘技で経験を積んだ後、正式にプロデビューしてからはDEEPでも活躍。2018年4月にはハワイのX-1 World Eventsでも優勝した。今回は2年ぶりの試合になる。