浅草の有名ビジホは3000円割れ 激戦区で衝撃の値崩れ、1泊2日5000円でレトロ旅満喫

1902(明治35)年創業のどぜう飯田屋。浅草観光の名所の一つ【写真:ENCOUNT編集部】
1902(明治35)年創業のどぜう飯田屋。浅草観光の名所の一つ【写真:ENCOUNT編集部】

浅草レトロの筆頭株はどぜう飯田屋。昭和の懐かしい雰囲気が漂う

 浅草寺本堂のご本尊である聖観世音菩薩を参拝した後は、本堂の北西に位置する影向堂(ようごうどう)に向かう。聖観音菩薩像とその左右に十二支生まれ年の守り本尊8体の像(千手観音菩薩、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来)が祀(まつ)られている。こちらは人も少なく静寂に包まれており心が落ち着く。

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 夕食は浅草らしさを感じる懐かしい雰囲気の店がいい。そんな浅草レトロの筆頭株はどぜう飯田屋だ。1902(明治35)年の創業以来、「どぜう」の看板を守ってきた老舗中の老舗。安くて栄養価の高いどじょう料理は人々に愛されてきた。のれんをくぐると下町情緒あふれる店内が見渡せる。メニューはどぜう鍋1850円、ほねぬき鍋1950円、柳川鍋1950円……。今回は1人なのでどぜう汁ご飯を注文した。ご飯、汁、小鉢、お新香付きで600円。コロナ禍前にはなかったメニューだ。汁のお椀に七味と山椒をたっぷりふりかけて頂くとより濃厚な味わいが楽しめる。

 どじょうからは離れるが、この店の玉子丼もおいしい。アツアツのご飯の上にふわふわでトロトロのかき卵が乗っかり三つ葉が香ばしい味わいを引き出している。お値段は660円とうれしい昭和の設定。レトロムードをもっと味わいたい。こちらは2日目に食べてみることにしよう。

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