試行錯誤が続く“居酒屋ロケ”の今、「二軒目どうする?」Pに聞くコロナ禍での思い

TOKIOの松岡昌宏と博多大吉が、華やかな女性ゲストとともに居酒屋で“酒や肴のうんちく”を語る、テレビ東京居酒屋ぶらりバラエティー「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(毎週土曜、深夜24時50分)。酒が入ることにより、普段取り乱さない大吉が文字通り“泥酔”する回も存在するなど、予測不能な展開が支持を集め、深夜枠ながら番組放送開始からすでに4年を数えた。だが、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言のため、昨年より外でのロケが不可能になり、ここ1年半はダイジェスト放送、スタジオロケなどで対応してきた。番組の成り立ちとともに、居酒屋に逆風が吹くこの状況をどう捉えているのか。プロデューサーの星俊一氏に聞いた。

「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」【写真:(C)テレビ東京】
「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」【写真:(C)テレビ東京】

テレビ東京「二軒目どうする?」プロデューサーの星俊一氏に聞く

 TOKIOの松岡昌宏と博多大吉が、華やかな女性ゲストとともに居酒屋で“酒や肴のうんちく”を語る、テレビ東京居酒屋ぶらりバラエティー「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」(毎週土曜、深夜24時50分)。酒が入ることにより、普段取り乱さない大吉が文字通り“泥酔”する回も存在するなど、予測不能な展開が支持を集め、深夜枠ながら番組放送開始からすでに4年を数えた。だが、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言のため、昨年より外でのロケが不可能になり、ここ1年半はダイジェスト放送、スタジオロケなどで対応してきた。番組の成り立ちとともに、居酒屋に逆風が吹くこの状況をどう捉えているのか。プロデューサーの星俊一氏に聞いた。(取材・文=東田俊介)

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 そもそも、この番組が誕生したきっかけには、松岡と大吉が担当していた前番組の存在がある。

「2015年に『イチゲンさん〝おはつ〟できますか?』という番組があったんですが、そこで“居酒屋でロケをする”っていう企画がありまして、その際にお2人とも『吉田類の酒場放浪記』みたいなことしたいよね、夜中においしいものを飲んで食べるのは見ている人も良い気分になるよね……という流れからコンセプトが見えてきました。このタイトルにしたのは、飲み会って楽しい時じゃないと『もう一軒』行かないので、『二軒目いきます?』って今日って楽しい飲み会だなーっていう代名詞的なノリで、その雰囲気を番組タイトルにしようと」

 ただゲストと飲んでトークするわけではなく、“酒や肴のうんちく”を挟むというのがこの番組のお決まりであり、オリジナリティーが表れているところだ。

「おじさんが年下と飲むと『これにはこういう意味があってさ』と、“うんちく”を語りがちじゃないですか。そこから、“おつまみさん”(朝井麻由美、ジャンプ加藤、倉嶋紀和子の3人)という物知りな方を準レギュラーにして、番組を見た人が後で使ってもらえればと思っています。視聴者はM2層(35歳から49歳までの男性)が多いんですが、お酒好きな女性も見てくれているようです」

 毎週週替りで出演するゲストは、松岡茉優、黒島結菜、飯豊まりえといった旬の女優から、グラビアアイドル、声優、フリーアナウンサーなど、年齢も職業もさまざまだ。

「ゲストの選び方には決まりがないんですけど、徐々に若い方から、矢口真里さんや磯山さやかさんなど、キャリアがある30代以上の方へと幅が広がっていますね。最近だと女流棋士、書道家、銀座のクラブママとか、面白そうなバックボーンがある方も選んでいます。また今年からヒロミさん、古田新太さんなど、男性の方もポイントポイントでお声がけして、より多岐にわたっています」

次のページへ (2/2) スタッフ一同が前向きな思い「やっぱり居酒屋で収録するのが一番良いし盛り上がる」
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