LDH発掘の格闘家・宇佐美正パトリックが衝撃の1RKOデビュー 夢はUFC王者

大手芸能事務所「LDH」が手がけた、世界で活躍するプロ格闘家を発掘するオーディション企画「FIGHTER BATTLE AUDITION」で合格を果たし、LDH martial artsの契約選手となった宇佐美正パトリックが20日、衝撃の1RKOデビューを果たした。

衝撃デビューの宇佐美正パトリック【写真:(C)SUSTAIN/SUSUMU NAGAO】
衝撃デビューの宇佐美正パトリック【写真:(C)SUSTAIN/SUSUMU NAGAO】

高校時代ボクシングアマ6冠の21歳

 大手芸能事務所「LDH」が手がけた、世界で活躍するプロ格闘家を発掘するオーディション企画「FIGHTER BATTLE AUDITION」で合格を果たし、LDH martial artsの契約選手となった宇佐美正パトリックが20日、衝撃の1RKOデビューを果たした。

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 東京・後楽園ホールで開催された「プロフェッショナル修斗 2021 VOL.6」でのプロデビュー戦で、フィリピン出身のヨシ・イノウエと対戦。1R残り時間1分、鋭いローキックをヒットさせたパトリックは、強烈な左ボディー。これをまともにくらい、前のめりに崩れたヨシにパトリックの追撃右パンチが3発入ったところでレフェリーが試合を止めた。

 宇佐美は大阪府出身の21歳。幼少期から打ち込んだ空手で頭角を現し、ボクシングに転向。高校時代にはアマ6冠を達成して東京オリンピック出場を目指していた期待のホープだった。しかし、「UFCチャンピオンになり、そのベルトを父親に捧げる」という夢を抱き、総合格闘家を目指して「FIGHTER BATTLE AUDITION」に参加。約200人の応募者のなかから見事に合格を勝ち取った。

 LDH martial artsからは、同じ「FIGHTER BATTLE AUDITION」で切磋琢磨した中村倫也がひと足先にデビュー。2R早々に左ハイキックでKOという劇的な勝利を飾っている。パトリックも同じ大会でデビューの予定だったが、指のけがが完治せずに断念。今回が満を持してのプロ初戦となった。

「FIGHTER BATTLE AUDITION」で合格を果たしたのは、中村とパトリックの2人のみ。先陣を切った中村はオーディション開催前からLDH所属だったことを考えると、このパトリックがこそが「FIGHTER BATTLE AUDITION」発掘選手。その背中にはすべてのオーディション参加選手たちの想いが込められている。

 試合後、パトリックは「プレッシャーがすごかったッス」と安どの表情。「まだスタートなんですけど、これからも気を抜かずに頑張っていきたい」と意気込んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】圧倒的な攻撃力を見せた宇佐美正パトリックの試合写真
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