「TOKYO MER」最終回5大ポイント 鬼脚本で赤塚知事の心臓も止まるのか 椿に怒りの鉄槌も

俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(毎週日曜、午後9時)の最終回が12日に放送される。第10話はあまりの悲劇的な展開に多くの視聴者が衝撃を受け、“鬼脚本”と激怒する異例の事態となった。果たして最終回はどのような展開になるのだろうか。伏線をたどりながら“見どころ5大ポイント”を順位形式で挙げてみた。(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務める鈴木亮平【写真:(C)TBS】
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で主演を務める鈴木亮平【写真:(C)TBS】

第10話では喜多見チーフの最愛の妹・涼香がテロで死亡

 俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(毎週日曜、午後9時)の最終回が12日に放送される。第10話はあまりの悲劇的な展開に多くの視聴者が衝撃を受け、“鬼脚本”と激怒する異例の事態となった。果たして最終回はどのような展開になるのだろうか。伏線をたどりながら“見どころ5大ポイント”を順位形式で挙げてみた。(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

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【第5位】厚生労働大臣の白金眞理子 最後は原点に立ち戻るか

 東京都知事の赤塚梓(石田ゆり子)を目の敵にしている厚生労働大臣の白金眞理子(渡辺真起子)は、赤塚知事の陣頭指揮で創設された救命救急チーム「TOKYO MER」を解体しようと躍起になっている。厚労省の久我山医政局長(鶴見辰吾)の卑劣な策略によってチーフドクター喜多見幸太(鈴木)の妹・涼香(佐藤栞里)が兄の過去を告白。テロリストを救命したことで逮捕された喜多見の過去が暴露され、MERチームは存続の危機に陥った。

 赤塚知事つぶしを狙う政界のドンの民自党幹事長・天沼夕源(桂文珍)と久我山医政局長がほくそ笑むなか、なぜか白金大臣の表情は微妙だ。第7話(8月15日放送)では、喜多見たちの救出活動に許可を出した赤塚知事から「白金大臣は元医系技官ですよね。私なんかよりよっぽど理解できるんじゃないんですか、喜多見先生たちの気持ちが」と諭される場面があった。

 白金大臣が元医系技官であるならば、厚労省の医系技官としてMERに加わっている音羽尚(賀来賢人)の気持ちも心の底では分かっているはずだ。権力闘争に明け暮れる白金大臣が、最後は医師としての原点に立ち戻るのかどうか、注目される。

【第4位】音羽が最後に選ぶのは出世か患者か、それとも両方か

 厚労省からTOKYO MERに派遣されてきた医系技官の音羽はテロで涼香が死んだ後、「やはり医療従事者は危険な現場に行くのではなく安全な病院で患者を待っているべきだったんです」と自分に言い聞かせるようにつぶやく(YouTubeの最終話予告編より)。

 しかし、危険な現場に飛び込んでいたのは音羽も同じだ。第1話で喜多見は爆発が起こった建物へ勝手に飛び込み重症者の治療を始めるが、ガス濃度が上がり意識がもうろうとする…。そんな現場へ音羽が駆けつけ喜多見を助け起こした。音羽は「あなたを見殺しにすると私の査定に響いて困るんですよ」といかにも官僚らしく、「不合理な精神論や根性論は嫌いです」と喜多見の考え方を改めて否定した。

 実は第5話で妊婦と赤ちゃんを助けた音羽は、かつてお金がないために母親が治療を受けられず亡くなった過去を明かし、「誰もが希望を持って生きられる国にしていきます」と官僚になった本当の理由を告白したのだった。出世はしたいが、患者も救いたい。MERのメンバーと白金大臣との間でどんどん板挟みになる音羽の苦しげな表情が切ない。音羽はいつもこのジレンマの中で闘ってきた。

 喜多見の空白の1年間について調査をしていた音羽は白金大臣に「デング熱にかかっていた」とうその報告をしており、型破りな喜多見の人間性に魅了されていく感情も描かれていた。官僚と医師。境界を超えて2つの世界を行き来する音羽が最後に選ぶ道はどちらか。民自党幹事長の天沼夕源、厚生労働大臣の白金眞理子、久我山医政局長の人事を巻き込んだダイナミックな展開が予想される。

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