混迷のWWEランブル戦 王座挑戦権を獲得したのはマッキンタイアとシャーロット!

女子部門ランブル戦を制したシャーロット (C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.
女子部門ランブル戦を制したシャーロット (C)2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.

日本人女子選手アスカ&カイリとベッキー&シャーロットは抗争激化へ

 女子ランブル戦はモリー・ホリー、ベス・フェニックス、ケリー・ケリーのレジェンド勢がサプライズ登場。女子タッグ王者カイリ・セインはPPVデビューとなった思い出の「ロイヤルランブル」に3年連続の参戦だ。試合は30番目、ラスト入場のシェイナ・ベイズラー登場で一気に動き出した。前NXT女子王者はリングインから一気に7人抜きの快進撃。最後はシャーロット・フレアーと一対一で向き合った。試合の流れは勢いあるベイズラー。だが、最終的にはシャーロットの冷静な対処と貫禄がものを言った。エプロンからのヘッドシザーズでベイズラーを転落させることに成功。「レッスルマニア36」でのタイトル挑戦権をつかんだのは、WWEで過去11度の戴冠記録(NXT女子、ディーバズ、ロウ女子4回、スマックダウン女子5回)を持つ女王シャーロットだった。

ドラマ、アニメ、アイドル、K-POP、スポーツ…大人気番組が目白押しのお得キャンペーンを実施中(Leminoサイトへ)

 翌日、シャーロットはランブル戦制覇をアピールするも、ロウ女子、スマックダウン女子、どちらのベルトに挑戦するかは言及しなかった。試合ではアスカとの一騎打ちが組まれ、カイリ・セイン乱入で反則裁定。昨年後半に展開されたベッキー・リンチ&シャーロットvs“カブキウォリアーズ”アスカ&カイリの抗争はまだまだ終わっていないのだ。

 ならば、シャーロットはどちらの王座に祭典で挑戦するのか。ロウ女子王座は「ロイヤルランブル」でアスカを退けたベッキーがキープ。ベッキーとは組んだり闘ったりしながらディーバ革命を推進してきた関係だ。アスカを破ったベッキーの王座に挑戦するのか。それとも直近でロウ、スマックダウンのベルトを明け渡したベイリーへのリベンジを狙い、今大会でレイシー・エバンスに防衛したスマックダウン女子を取りにいくのか。「レッスルマニア36」のメインとなる可能性もあるだけに、シャーロットの出方が注目される。

 シャーロットが祭典で対戦する可能性があるベッキーは前述したようにアスカを破り、ロウ女子王座を防衛した。昨年の「ロイヤルランブル」ではアスカがスマックダウン女子王者でベッキーが挑戦者。このときはアスカが防衛に成功しており、今年は立場を逆転しての再戦となった。昨年の「レッスルマニア35」でメインを飾り主役となったベッキーだが、その後、なぜかアスカには勝てないでいた。そのクライマックスが昨年12月の「TLC」における女子タッグ王座TLCマッチ。大荒れのタッグ王座戦で敗れたベッキーはシングルでの決着を要求し、今年最初のPPVで実現することになったのだ。

 試合は「アスカツーベルト」のチャントも発生。これは「レッスルマニア35」で2冠となったベッキーにつけられたニックネームが由来であることは明らか。アスカ2冠を願うWWEユニバース(ファン)も相当数いたということだ。試合はハードヒットな攻防の末、アスカのグリーンミストを空に切らせたベッキーがディスアーマーでギブアップ勝ち。よってベッキーは、「レッスルマニア35」で獲得したベルトを持ってそのまま祭典へと突き進む可能性が高まった。挑戦者はランブル戦覇者のシャーロットか、それとも…。(日付はすべて現地時間)

次のページへ (3/3) 【ギャラリー】WWE「ロイヤルランブル」の模様
1 2 3
あなたの“気になる”を教えてください