藤原紀香、23年ぶり長塚京三との共演に感動 「匠のお芝居にしびれました」と思い明かす
女優の藤原紀香が30日、都内で、本格ミステリーサウンドアトラクションVoi Cine Walk(R)「よろずや探偵BOSS K夫人の謎」製作発表会見に登壇した。ほかに同作出演者の石川由依、勝俣州和、高岡早紀、長塚京三、そして香月秀之監督が登壇した。
出演作のVoi Cine Walk(R)「よろずや探偵BOSS K夫人の謎」を語る
女優の藤原紀香が30日、都内で、本格ミステリーサウンドアトラクションVoi Cine Walk(R)「よろずや探偵BOSS K夫人の謎」製作発表会見に登壇した。ほかに同作出演者の石川由依、勝俣州和、高岡早紀、長塚京三、そして香月秀之監督が登壇した。
藤原は同作を「体験者がボスとなってわれわれとともにチームとして一緒に参加してもらい、体感してもらって謎解きをしてもらいます」と説明。また、実際にVoi Cine Walk(R)を体験した藤原は「まず音がこっちに向くとこっちから聞こえる。とても臨場感があふれていて、わくわくする。没入感というのでしょうか。私はホラーを体験したんですけど、もう怖くって。真夏だったのですが、冷や汗が出てしまいました」と振り返った。
加えて香月監督は「これ皆さん理解してないと思う。イヤホンとスマホを受け付けで貸し出しをしてもらって、イヤホンを耳につけて体験をしてもらうというものなんですね。どっちかというと僕は映画も撮るんですが、映画は押しつけだけなんですね。参加者がある地点に行けばある物語を体験できる。面白いコンテンツだなあと思いました。日本初の試みでもあるので、一生懸命、演出をしました」と力説していた。
Voi Cine Walk(R)とは、さまざまなテーマで創られた空間の中で、映像や音などの特殊効果演出を歩きながら体感していくタイプのサウンド・アトラクションエンターテインメントの総称。体験者はスマホと専用イヤホンを装着し、いろいろな場所で新感覚の観光案内やホラー・ドラマ仕立ての推理ゲームを体感することができる。
同作はよろずや探偵事務所が舞台。円城寺京子所長(藤原)のもとに、街の有力者である大山公彦の殺人事件の犯人捜しの依頼が入る。それは大山商事の社長である大山公彦の殺害にショックを受ける妻・大山薫(高岡)、通称K夫人の依頼だった。体験者は、助手である美咲(石川)とともに、探偵事務所の情報屋である杉本(長塚)の協力や、ストーリーが進むにつれて出て来るヒントをもとに推理して、犯人を見つけ出す。
体験者は杉本が出すヒントから犯人探しをしていく。MCから「長塚さんのお声はいかがでしたか」と聞かれた藤原は「撮影中もご一緒させていただいたのですが、長塚さんのお声は心地よいというか、匠(たくみ)の技のお芝居を見ながら、ぜいたくな感じでご一緒させていただきました。実は23年ぶりにお芝居をさせていただいたんです。しびれました」と感無量の様子だった。
最後に藤原は「こういうコロナ禍の社会でできなくなったことはたくさんあります。こういった日本の素晴らしい技術によって、できることに目を向けて、エンタメの世界も変わっていき、撮影の手法も変わります。今回も新しい試みだと思っています。ぜひ一度皆さん体験してみてください」とアピールしていた。
Voi Cine Walk(R)は全国のビジネスホテルやレストランチェーンなどを中心に展開。全国順次10月下旬より、広げていくという。