「自分は自分でいいんだ」宝塚のサヨナラ公演から6年、柚希礼音が達した新境地

日替わりのスペシャルゲストについて語る柚希礼音【写真:舛元清香】
日替わりのスペシャルゲストについて語る柚希礼音【写真:舛元清香】

作詞を手掛けた楽曲「I miss you」…「ファンの皆さまからの手紙に本当に感動した」

「共演してみたいと思う方にお願いしました。湖月わたるさんは、私の育ての親。宝塚でやってこられたのは、わたるさんのおかげ。そんな大好きな先輩と15年ぶりに共演できるのはものすごくありがたい。せっかくなので、超かっこよく踊ってみたい。ねねは退団後、FC限定のディナーショーに出ていただきましたが、また一緒にやりたいと思い、お声がけさせていただきました。あまりにも、やりたいことがあるので、一つに絞るのは最後まで悩みました。今の私たちで、これをやってみたらどうかな、みたいなことを考えています。西川さんは、まさか出てくださるとは……。西川さんの世界に入らせていただこうと思っています」

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 ほかにも、「マタ・ハリ」関連では佐藤隆紀(LE VELVETS)、東啓介も出演。「佐藤さんとは、『マタ・ハリ』初演のときから、歌のアドバイスをいただいたり、本当にお世話になっております。佐藤さんとはもちろん『マタ・ハリ』の楽曲をお届けしたいと。しかも、マタ・ハリではない役で初めて歌わせていただく予定です。(アルマン役の)東さんとは初演、再演もご一緒で、千秋楽に向け、盛り上がっていたのですが、それが叶わなかったので、きっちりお別れができない気持ちのままだったので、もし、戦争がなく、マタ・ハリとアルマンが幸せだったら、どうなっていただろうという素敵な幻想的な場面を演じてみたいと思っています」。

 公演では8月4日発売のシングルCD「PARTY!」収録の3曲も披露。自らが作詞を手掛けた「I miss you」という曲もある。「作詞は宝塚のコンサートの頃に始めたんですが、最初は心を見られている気がして、本当に恥ずかしかったんです。今回は初めてバラードではない曲に挑戦しました。コロナで休んでいる時に、ファンの皆さまからの手紙に本当に感動したので、それを音楽に当てはめてみました。みんなに会いたいよという思いを込めましたが、かわいらしいポップな曲なんですよ」。

 タイトル曲にはコンサートの恒例曲「REON JACK」のように盛り上がって欲しい、との思いを込めた。「明るくて、メッセージ性がすごくあるんです。今、パーティーはできないけど、人生はパーティーだぞ、人生はやっぱり楽しまないと、1日1日過ぎてしまう。人生の主役は自分なんだ、という曲になりました」。

次のページへ (3/3) 最高のステージへ「なるべく舞台上にありのままでいようと思っています」
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