日本、韓国、中国の少女たちが参加する今年最大規模のグローバルガールズオーディション・プロジェクト「Girls Planet（ガルプラ）999　少女祭典」（毎週金曜、午後8時20分、日韓中同時放送）に参加している中国のスー・ルイチーに注目が集まっている。

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　韓国音楽専門チャンネルMnetとABEMAで13日に放送された第2回の中で、最初のトップ9の1位になったJ（日本）グループの江崎ひかるが、C（中国）グループから同3位のシェン・シャオティンではなく同4位のルイチーを新しい「セル」（日中韓から1人、計3人のユニット）に迎え入れたためだ。

　ルイチーは「プラネット探索戦」と呼ばれる審査で元I.O.Iメンバーの韓国歌手・CHUNG HA（チョンハ）の楽曲「Snapping」を青く染めた髪を揺らしながらダイナミックに披露した。2019年6月にYouTubeで公開された同曲のミュージックビデオ（MV）は6800万回を超える人気を誇っている。ネットでは「簡単な曲ではないのに努力をしてやり遂げた」「トップクラスのパフォーマンス」「デビューすべきだ」などの声が多数寄せられている。

　参加者99人の夢と希望を表現した「ガルプラ」のテーマソング「O.O.O（Over＆Over＆Over）」のMV（Cグループバージョン）でルイチーは、「キリング（悩殺）パート」とも呼ばれている韓国語の「パロナヤ（まさに私よ！）」の場面でトランプのカードを飛ばすパフォーマンスを披露。「まさに私よ！」を力強くアピールした。高い実力の持ち主であることを証明してみせたルイチーだが、キャリアを振り返ってみるとかなりの苦労人であることが分かる。

　ルイチーは15年に中国の芸能事務所・ETMエンターテイメントの練習生になり、17年に「ETM orange」のダンサー＆ラッパーとしてデビュー。その後、同事務所が立ち上げたガールズプロジェクト「酸素少女」や「Chic Chili」のメンバーとして活動し、個人としてシングル曲を発表したり自動車のCMに出演したりした。

　このような芸能活動をしながら18年に開催された韓国「PRODUCE 101」の中国版大型オーディション番組「創造101」にチャレンジ。テイラー・スウィフトの「Look What You Made Me Do」などを披露したが、等級は「C→B→C→C」で総合25位に終わりデビュー人数11人の枠に入ることはできなかった。

　グローバルアイドルになる夢を諦めなかったルイチーは、昨年5月にスタートした同大型オーディション番組「創造営2020」に再挑戦。しかし、惜しくも総合11位という結果でデビュー人数7人の枠には届かなかった。ルイチーにとって今回の「Girls Planet999」は3度目のオーディションチャレンジとなる。「ガルプラ」初のトップ9発表ではデビュー圏内の4位に食い込んだルイチー。1位の江崎から指名され新セル入りを果たした際は江崎に抱きつくなどうれしさを全身で表現し「幸せです」と笑顔を見せた。
　
「ルイチーは当初のかわいい系からこびない力強いスタイルの“ガールクラッシュ”系に進化しています。彼女のランダムダンス動画を見ると、少女時代やT-ARAなどのガールズグループだけではなくBIGBANGや東方神起、2PMなど男性グループのダンスもパワフルに披露しています。『ガルプラ』でのパフォーマンスは『創造101』や『創造営2020』の頃から格段にうまくなっているのは確か。3度目の挑戦ですから負けられない戦いとなるでしょう」（音楽ライター）

　ルイチーは8月20日に21歳の誕生日を迎えた。中国のSNS「Weibo」のフォロワー数は362万人で木村拓哉の256万人を超えている。ルイチーは今度こそグローバルデビューを飾れるのか。多くのファンが応援している。