上白石萌歌、高校時代の自転車通学を回想「何回も転んで血まみれになって登校した」

女優の上白石萌歌が14日、映画「子供はわかってあげない」テアトル新宿先行公開記念舞台あいさつに浴衣姿で登壇した。当日はキャスト陣の細田佳央太、斉藤由貴、沖田修一監督も浴衣姿で登場し、撮影中の裏話などを語った。

浴衣姿で登場した上白石萌歌【写真:ENCOUNT編集部】
浴衣姿で登場した上白石萌歌【写真:ENCOUNT編集部】

上白石萌歌、映画「子供はわかってあげない」のラストシーンを語る

 女優の上白石萌歌が14日、映画「子供はわかってあげない」テアトル新宿先行公開記念舞台あいさつに浴衣姿で登壇した。当日はキャスト陣の細田佳央太、斉藤由貴、沖田修一監督も浴衣姿で登場し、撮影中の裏話などを語った。

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 今回はオーディションで選ばれたという上白石は「もともと沖田監督の大ファン。沖田監督の作品を観た後って温かい気持ちがじわっと広がります」と監督を持ち上げた。オーディションのときは緊張してしまったそうで、「あ、生の監督だって思った。オーディションでは2、3回、見ていただいたんですが、1度目は食べ物の話や水泳の話とかをしただけでした。2度目は台本の一部をいただいてお芝居をしましたね。これが沖田監督の言葉だと思って、かみしめながらセリフを読みました」と述懐した。

 同作は「マンガ大賞2015」2位にランクインした田島列島の長編デビュー作の映画化。高校2年生の主人公・美波(上白石)は、書道部男子のもじくん(細田)との運命の出会いをきっかけに父親の居所を探し求める。初めての恋、秘密の家族など、さまざまな出会いに翻弄される美波。ひと夏の女子高生の成長を描く青春ハートフルムービーとなっている。

 ラストシーンについては「緊張感がありました」と上白石。「脚本を読んで、ラストに大変なシーンがあるな、できそうにないなと思いました。笑った後にすごく泣いたり、恥ずかしくなったりと人間らしい所作があって、もじくんと2人で正座して向かい合うのはすごくロマンチックだなとも思いました。いいシーンにしたいという気持ちで臨みました」を当時の心境を明かし、「素足で正座したので、フライパンの上に座っているような感じでした。肌と地面が密着していたので痛くて大変でした。でも夏っぽいなとも思いました」と振り返った。続けて沖田監督が「上白石さんにはクラゲに刺されるなど、いろんなことをさせてしまいました」と明かし、苦笑いを浮かべていた。

 MCから「どんな高校生だったか」という質問が飛び、上白石は「自転車通学をしていて、自転車と一心同体みたいな感じでした。何回も転んで血まみれになって登校した覚えがあります」と回想していた。

 最後に上白石は「大切な映画がついに公開できて心から感謝しています。大変な状況がありますが、心に栄養補給したい人とか、のびのびした気持ちになりたい人に見てほしいです。大切な人を誘って見ていただければ」とアピールし、イベントを締めた。

 同作は、今月20日に全国公開される。

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