【愛車拝見】「パリダカ」日本人初総合優勝の篠塚建次郎が普段乗る車に「まったくこだわらない」ワケ
東京五輪で日本が史上最多のメダルを獲得し多くの日本人が沸いたが、世界レベルで戦い1位に輝いているスポーツは五輪種目以外にもある。モータースポーツだ。篠塚建次郎さん(72)は1997年、パリ~ダカールラリー、いわゆる「パリダカ」で、日本人で初めて総合優勝を果たし日本中を沸かせた。そんな篠塚さんの愛車は何なのか。当時は三菱自動車の社員で、ラリーではパジェロを駆使していたが、普段は……? 篠塚さんが経営する山梨・清里のペンション「ら・べるでゅーら」で聞いた。
今はマツダのCX-8と日産のエルグランドに乗っている
東京五輪で日本が史上最多のメダルを獲得し多くの日本人が沸いたが、世界レベルで戦い1位に輝いているスポーツは五輪種目以外にもある。モータースポーツだ。篠塚建次郎さん(72)は1997年、パリ~ダカールラリー、いわゆる「パリダカ」で、日本人で初めて総合優勝を果たし日本中を沸かせた。そんな篠塚さんの愛車は何なのか。当時は三菱自動車の社員で、ラリーではパジェロを駆使していたが、普段は……? 篠塚さんが経営する山梨・清里のペンション「ら・べるでゅーら」で聞いた。(取材・構成=中野裕子)
昔から2、3台乗りしていて、今はマツダのCX-8と日産のエルグランドに乗っています。エルグランドはペンションに来るお客さんの送迎用にゆったりしているものを、ということでワンボックス、CX-8は距離を乗るときに乗っています。でも、なぜこの2車種なのか、については特別な理由はありません。カミさんと33歳の1人息子と3人で乗っているので、車好きの息子が「これがいい」という車を選んでいるだけです。私自身は普段乗る車にこだわりはまったくなく、普通に動けばいい(笑)。ただ、週1回東京や、県警の安全運転管理者講習をやっている埼玉、茨城まで行き年間3万キロは走るので、CX-8は燃費がいい車を、とこだわってディーゼル車ですが。
なぜこだわらないか、というと、一般車はどの車種もあまり個性が感じられず、ほとんど同じだから。至れり尽くせりで安心・安全に運転できるのはいいけれど、運転していてもあまり面白さは感じられず、日本は飛ばすこともできませんから、高速道路なんて乗ると眠くなりそうになります。だから、すぐにカミさんに交代して運転してもらっています。カミさんも運転はまあまあ上手ですよ。バックや車庫入れの仕方、高速道路での走り方とか、教えましたから(笑)。息子はうまいです。A級ライセンスを持っていますしね。でもまあ、もともと人の運転する車に乗るのは抵抗はないですよ。
三菱のサラリーマンレーサーだったときは、やはり普段も三菱のパジェロやパジェロミニに乗っていました。さすがに、イメージ的にパジェロに乗ってなきゃなんなかったから(笑)。自社の車に乗ることで、製品開発に役立つこともありますしね。といっても、会社が支給してくれるわけではないから、少し値引きがあるとはいえ、マイナーチェンジするたびに買い換えていると結構お金がかかりましたよね(笑)。