きのこ・菌類に迫ったドキュメンタリー映画、予告編が完成 米で高評価の注目作

きのこ・菌類の秘めたる力に迫ったドキュメンタリー映画「素晴らしき、きのこの世界」(9月24日、全国順次公開)で、予告編が完成。ホクト株式会社とのタイアップも決まった。

ドキュメンタリー映画「素晴らしき、きのこの世界」の場面カット【写真:(C)2018,Fantastic Fungi,LLC】
ドキュメンタリー映画「素晴らしき、きのこの世界」の場面カット【写真:(C)2018,Fantastic Fungi,LLC】

「きのこ総合企業」ホクト株式会社とのタイアップが決定

 きのこ・菌類の秘めたる力に迫ったドキュメンタリー映画「素晴らしき、きのこの世界」(9月24日、全国順次公開)で、予告編が完成。ホクト株式会社とのタイアップも決まった。

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 ナショナルジオグラフィックやディズニーネイチャーのドキュメンタリー作品を手掛け、タイムラプス映像のパイオニアと言われる映像作家ルイ・シュワルツバーグが、きのこ・菌類に焦点を当てた本作。

 今回、解禁となる予告編は、「私の使命は菌類の言葉を見つけること」と話す、菌類学者ポール・スタメッツの声と同時に、木々に覆われた森の中でかごを持った“きのこ狩り”中のスタメッツが登場する場面からスタートする。青や黄など鮮やかな色がかわいらしいきのこ、赤い爪のような形状がまるでエイリアンのような毒々しさのきのこ、白いレースのドレスをまとったような美しいきのこ、光を放つきのこなど、多種多様な姿を見せる。にょきにょき伸びたり、ゆらゆら揺れたりする神秘的な姿が、タイムラプス映像で映し出される。

 そこに入る「私たちの身近にあって、ミステリアスな存在」というナレーションの声の主は、アカデミー賞受賞歴のある俳優で無類のきのこ好きだという、ブリー・ラーソンだ。人気フードライターのユージニア・ボーンは、きのこについて、「植物とも動物とも違う、中間的な存在」と解説。医療や治療、環境問題など菌類による知られざる解決策の断片が映し出され、きのこの偉大さの一部が分かる予告編となっている。

 きのこ・菌類は、食物としてだけでなく、さまざまな生命の再生や維持、アルツハイマーやがんなどの治療、環境汚染の浄化にまで役立つことから、地球上の多くの問題へのきのこの応用が今、期待されている。

 本作は、幻覚作用をもたらす一方で、人間の命を救うほどの力も持っていると言われる、きのこ・菌類の知られざる可能性を提示。米国では20週にわたる超ロングラン上映が行われ、予想を超えるヒットを記録。米映画批評サイト・ロッテントマトでも100%フレッシュを獲得するなど高評価を受けている。

 また、日本唯一の「きのこ総合企業」ホクト株式会社とのタイアップも決定し、今後に企画を展開予定という。

次のページへ (2/2) 【動画】「素晴らしき、きのこの世界」の予告映像
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