田中みな実、映画初主演が決定 30代の独身女性演じる「前向きに考えるきっかけになれば」

女優の田中みな実が29日、映画「ずっと独身でいるつもり?」に初主演することが分かった。11月19日に全国ロードショーされることも発表された。

映画「ずっと独身でいるつもり?」ティザービジュアル【写真:(C)2021日活】
映画「ずっと独身でいるつもり?」ティザービジュアル【写真:(C)2021日活】

主演の田中みな実「この作品は結婚できない女の話ではありません」

 女優の田中みな実が29日、映画「ずっと独身でいるつもり?」に初主演することが分かった。11月19日に全国ロードショーされることも発表された。

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 同作は、現代を生き抜く女性の抱える不安、さびしさ、希望を丁寧に描いた漫画「ずっと独身でいるつもり?」(作画:おかざき真里、原案:雨宮まみ、祥伝社)が原作。

 10年前に執筆した“女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセー”が異例のヒット作となり、一躍有名作家となった主人公・本田まみが、“自分にとっての幸せの形”を見つけだす姿を描く。

 主人公を演じるのは、「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日)での怪演ぶりが話題となったほか、「絶対正義」(東海テレビ)「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京)など、テイストの異なる作品において女性の本音をリアルに、しなやかに表現してきた田中。

 初の写真集「Sincerely yours…」は60万部を超え、宝島社の写真集の歴代1位を記録するなど多方面で活躍している田中の待望の映画初主演となる本作では、やりがいある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を等身大で演じている。

 本作の監督は、2015年、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編映画をセルフリメイクした「おいしい家族」(19年)などで知られるふくだももこ。監督として「君が世界のはじまり」(20年)、ドラマ「深夜のダメ恋図鑑」(18年、テレビ朝日)、「カカフカカ」(19年、MBS)など幅広く活動し、「えん」(16年)で第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど小説家としても作品の発表を続けている。また本作が自身の出産後初の監督作品でもある。

 そして、このたび映画化決定の情報に加え、ティザービジュアル・超特報も解禁。併せて、田中からのコメントも到着した。

 以下は田中のコメント。

「この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子どもがいるいないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか? 結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ? 自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました。

 主人公の本田まみに共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました。主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだ監督はじめ現場のみなさんがつくってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです。自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」

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