【電波生活】テレ東“声かけ”ロケ番組 コロナ禍で一時は放送休止危機、乗り越えたアイデア力

取材をしていた当時の古東風太郎氏【写真:(C)テレビ東京】
取材をしていた当時の古東風太郎氏【写真:(C)テレビ東京】

番組のエンディング曲は「レット・イット・ビー」 「勇気づけられる番組になれたらいい」

 番組では思わぬ人生ドラマを明かす人もいる。心を開いてくれないと難しいはずだ。

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「僕がディレクターだったころ、個人的に心掛けていたのは、『古東(僕)と出会えてよかった』と思ってもらえる取材にしたいということ。出会ってすぐに取材対象者の魅力を見いだし、家の中まで見せてもらい、本音までお話しいただく…そんなロケなので、そもそもこのディレクターといたら楽しいという気持ちになってもらわないと、何も始まらないんです。『この人にならいいか』と思ってもらえる存在になることが大切」

 出会ったときは他人だが、人と人のつながりが生まれて成り立つ番組。現場スタッフには「ちゃんと仲良くなってきてね。ちゃんと愛されてきてね」と話しているという。最後に番組で目指すところを聞いた。

「一般の人にも主義主張があります。その声を拾ってテレビで放送させていただくことで、さまざまな壁を乗り越えた、または乗り越えようとしている人の人生を伝えたい。その人だからこそ語ることができる、僕らにとっての気付きや教訓も。今はやや、うっ屈とした時代だと思いますが、どんな時代にも生きづらさを感じる人はいると思います。ここで、へばっている場合じゃない、と勇気づけられる番組になれたらいい。番組のエンディング曲は『レット・イット・ビー』。そのままでいい、ありのままでいい、そんなスタイルもきっとありなんじゃないかと、これからも市井の方々の人生に寄り添えるような番組でありたいです」

 また、同番組はドラマ化が決定し、俳優・竜星涼の主演で8月14日に放送される予定という。

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