ダークヒロインから一転、病弱な美少女役で新境地…18歳の若手女優が語る憧れの女優像

女優としてのキャリアは4年目に【写真:舛元清香】
女優としてのキャリアは4年目に【写真:舛元清香】

女優としてのキャリア4年目、大学生になり今年4月に上京

 撮影中はちょうど、初主演の初舞台「目頭を押さえた」(6月4日から7月9日)のオファーがきたときだった。「私自身、せりふの量の多さなど、すごく不安だったので、佐藤さんに相談しました。佐藤さんは『大丈夫だ。舞台をやれば、ドラマでも全部覚えられるようになるよ』と。台本をもらった段階で覚えてしまうと聞いて、すごいな、と。悩みを聞いてもらったことで、自分の中ですっきりした部分があって、すごい助けになりました」。

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 完成作には「時空を超えるお話なのですが、それぞれの世界をモノクロとカラーで表現しているんです。台本では、このシーンは白黒、このシーンはカラーと書いてあるだけだったので、何度も読んで理解したのですが、映画を見ると、すごく分かりやすくなっていたので、お客さんも純粋に楽しめる作品だと思えました」と手応えを口にする。

 中1の時に第19回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得。女優としてのキャリアは4年目に入った。「雑誌の『Seventeen』のお仕事が入ると、やっぱり楽しいですし、お芝居やモデルといろんなお仕事をさせていただき、とても充実した毎日です。4月から大学生になったのを機に上京してきました。それまでは京都と東京を行き来していました。お仕事と学業も両立は今も続いていますが、往復4時間の移動がない分、楽になりましたね」。

 今後もモデル、舞台、映像と幅広く活動したい考えだ。「どの作品を見ても、同じ人に見えない、何か違うかなと思えるくらいの変化がつけられる女優さんになれたら、と思っています」。

 目標は同じ事務所でモデル出身の先輩、森川葵。「本当にどの作品を見ても、全然違うし、激しい役から女子高生まで何でもできる。『映画 賭ケグルイ』では初めて共演させていただいたんですけども、撮影シーンの動きを決める段取り時点からすごくて、監督やスタッフ、共演者の方と作品を作っていく姿を間近で見れて、ますます憧れが強くなりました」。

 映像だけではなく、舞台にも初挑戦。主演作「目頭を押さえた」も無事、千秋楽を迎えた。東京での新生活もスタートさせ、学業と仕事を両立させ、走り抜けていく。

□秋田汐梨(あきた・しおり)2003年3月19日、京都府出身。15年、中1の時に第19回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得。雑誌「nicola」専属モデルとして活動。17年にNHK「富士ファミリー2017」で女優デビュー。主な作品は、日本テレビ「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」、MBS「ホームルーム」、AbemaTVオリジナルドラマ「17.3 about a sex」など。

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