オアシス、96年ネブワース公演が長編映画に リアム「あまり覚えちゃいねえが絶対に忘れない」

ノエル&リアム・ギャラガー兄弟がエグゼクティブ・プロデューサーを務める、伝説的バンド「オアシス」の1996年8月ネブワース公演の長編ドキュメンタリー映画「oasis KNEBWORTH 1996」が、9月23日から世界順次公開することが決定した。ポスターアートも初公開となった。

「oasis KNEBWORTH 1996」のポスターアート
「oasis KNEBWORTH 1996」のポスターアート

現時点では日本公開日は未定

 ノエル&リアム・ギャラガー兄弟がエグゼクティブ・プロデューサーを務める、伝説的バンド「オアシス」の1996年8月ネブワース公演の長編ドキュメンタリー映画「oasis KNEBWORTH 1996」が、9月23日から世界順次公開することが決定した。ポスターアートも初公開となった。

 新型コロナウイルス禍の影響で、世界各地で主要ライブ・イベントが開催されなくなっておよそ2年。コンサートによってもたらされる幸福感と一体感を、新旧の音楽ファンに思い出させるのに、うってつけの作品となる。1990年代最大のコンサートを可能にした、オアシスとファンの特別な絆を描いた物語だ。その日の会場やバックステージでの膨大な未公開映像、そしてバンドやコンサート主催者へのインタビューによって、全貌が語られる。メガホンを取るのはグラミー賞受賞監督ジェイク・スコットだ。

 スクリーンによみがえる本作のチケットは、コンサート初日からちょうど25年目となる8月10日に発売開始(※現時点では日本公開日/チケット発売日いずれも未定)。

 96年8月10日と11日、オアシスは英国ネブワースで記録的な2日間のコンサートを行った。その伝説のセットを見るためにハートフォードシャー州ネブワース・パークに世界中から25万人以上の若い音楽ファンが集結。チケット発売日の1996年5月11日、地元のレコード店やチケット売場には徹夜で並ぶ長い列ができ、予約電話には世界中のファンからの電話が殺到。全チケットは24時間以内に完売し、英国のあらゆる興行記録が更新された。

 冒頭の「Columbia」と「Acquiesce」から「Champagne Supernova」、「Don’t Look Back In Anger」、「Live Forever」、オーケストラをバックにした輝かしい「I Am The Walrus」、そして90年代にリリースされた楽曲として初めてSpotifyストリーミング再生数10億回を記録した「Wonderwall」まで。2日間のネブワース・コンサートは、バンドの成功が最高潮だったオアシスの姿を捉えると同時に、一つの世代にとってランドマークとなる画期的な集会だった。

 ブラック・ドッグ・フィルムズ社制作、ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガーがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、ソニー・ミュージック・エンタテインメントが資金提供と配給を行う本作は、トラファルガー・リリーシングによって劇場公開が予定されている。

 ネブワース公演についてリアムは「俺にとってネブワースは90年代のウッドストック。すべては音楽のため、人々のため。あまり覚えちゃいねえが、絶対に忘れない。聖書のようだったね」とコメント。また、ノエルは「なんで<ロックンロール・スター>を演らなかったんだ?!」とコメントしている。

次のページへ (2/2) 【写真】96年8月10日にネブワース公演でギターを奏でるノエル・ギャラガー
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