【週末は女子プロレス♯6】“ジーニアス”コグマ、6年ぶり復帰に込めたプロレスへの思い
スターダム所属のコグマはかつて、「ハイスピードジーニアス」と呼ばれるほど前途有望なレスラーだった。が、17歳の若さでひっそりと退団、2年に満たないレスラー生活だった。しかし今年6月、23歳の彼女が6年ぶりのリングカムバックを果たしてみせた。以来、スターダムの正規軍に相当するユニットSTARSで白星を積み重ねていく。特にリーダー岩谷麻優とのタッグでは5勝1敗2分け(7月11日現在)の快進撃。朱里&ジュリア組のゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座こそつかめなかったものの、今後への期待値はかなり高い。では空白の6年間、コグマは何をしていたのだろうか?
17歳の若さで一度は退団、6年ぶりのリングカムバックを果たす
スターダム所属のコグマはかつて、「ハイスピードジーニアス」と呼ばれるほど前途有望なレスラーだった。が、17歳の若さでひっそりと退団、2年に満たないレスラー生活だった。しかし今年6月、23歳の彼女が6年ぶりのリングカムバックを果たしてみせた。以来、スターダムの正規軍に相当するユニットSTARSで白星を積み重ねていく。特にリーダー岩谷麻優とのタッグでは5勝1敗2分け(7月11日現在)の快進撃。朱里&ジュリア組のゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座こそつかめなかったものの、今後への期待値はかなり高い。では空白の6年間、コグマは何をしていたのだろうか?
「普通に仕事をして普通に生活していました。コンビニとかパチンコ店とか、時給の高いところを狙って(笑)。トータルだと10回くらい職場を変えたと思います。プロレスですか? やりたくなってしまうと思って、まったく見ていなかったです。正直、気にはなっていたんですけど、見ないように。記憶から抹消しようと思って、忘れたふりをしていました。知らない世界なんだと、なかったことにしていたんです。でもやっぱり消せなかったんですよね、自分の中で(苦笑)」
しかし、2019年12月、同期の葉月が引退するとのニュースを聞き、気持ちが揺らいだ。現役時代はハイスピード王座を争ったライバルだ。
「若いし、あんなにプロレスが大好きな葉月ちゃんが引退するなんて思ってもいなくて、こんなに急にいなくなっちゃうこともあるんだって。そしたら、自分はどうなんだろうと考えたんですね。何かやり残したことがあるんじゃないかって。もし明日命を落とすことにでもなったら、後悔が残るんじゃないか。だったら今できることをやってからにしたいと思ったんです。それがやっぱりプロレスでした。復帰には賛否両論あるだろうし、もちろん批判の方が多いと思います。でも自分の人生だから、後悔はしたくないと思って」