【ズバリ!近況】「笑っていいとも!」「天才てれびくん」で人気だったリサ・ステッグマイヤーは優しいママに
これまで多くのハーフタレントが日本の芸能界で活躍してきた。リサ・ステッグマイヤーさん(49)もその1人。ドイツ系米国人の父と日本人の母を持ち、美貌と流ちょうな日本語で1990年代、「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)の英語クイズコーナーや「投稿!特ホウ王国」(日本テレビ系)、「天才てれびくん」(NHK教育)の司会などで活躍した。リサさん、今はどうしているのか。東京都内のスタジオでリサさんに聞いた。
3年前にシンガポールから帰国
これまで多くのハーフタレントが日本の芸能界で活躍してきた。リサ・ステッグマイヤーさん(49)もその1人。ドイツ系米国人の父と日本人の母をもち、美貌と流ちょうな日本語で1990年代、「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)の英語クイズコーナーや「投稿!特ホウ王国」(日本テレビ系)、「天才てれびくん」(NHK教育)の司会などで活躍した。リサさん、今はどうしているのか。東京都内のスタジオでリサさんに聞いた。(取材・構成=中野裕子)
約3年前に夫の転勤で海外から日本に帰ってきました。それまではシンガポールに5年、その前は香港、とアジアで暮らしていました。仕事や夏冬の休暇には帰国していたので、日本が懐かしい! という感じはありませんね。人混みが苦手なので日本での生活は大変だなあという気持ちと、安全で便利でおいしいものがたくさんある! という気持ちの両方があります。あと、道路がキレイに舗装されているので歩きやすくていいですね。
夫は会社員。米国人です。20代後半に、妹の結婚式で知り合いました。妹夫婦の親しい友人だったんです。でも、結婚式では覚えていなくて、その1、2年後、また身内の集まりに彼が来ていて、初めていろいろ話をしました。話が合い、日本が好きだし、私の家族と仲が良いので安心感があり、自然な流れで交際2年で結婚しました。それまで実家暮らしだったので、「毎日ご飯作らなきゃいけないのかな……」と不安だったのですが、「料理したくないときは外に食べに行けばいいよ!」と言ってくれるので気持ちが楽になりました(笑)。結婚18年になりますが、お互い束縛せず、尊重し合い、良い関係を築けていると思います。
2人の子どもに日本語と日本文化に触れさせたい
子どもは2人。小学校4年生の男の子と2年生の女の子で、息子を香港で、娘はシンガポールで出産しました。外国での出産・子育ては大変でしたが、夫のサポートや、母も日本からサポートに来てくれたので、今振り返るとすごく楽しかったです(笑)。周囲の目が子どもに対して優しく、シンガポールは道路が整備されていて広いし、公園も広くて遊具もいろいろあって子育てがしやすかったですね。たとえば、ストローラー(ベビーカー)でお店に行き子どもたちが商品を触っても、店員さんや周囲は目くじらを立てず、遊んでくれたり飴をくれたりしました。日本では周囲の目がちょっと厳しく感じますね。電車や喫茶店の中では子どもを静かにさせないといけないですし。
でも、上の子が幼稚園に入るタイミングで帰国できて良かったです。子どもたちにも日本語や日本の深い文化に触れさせたかったので。私は父が米国人、母が日本人で、私は12歳のとき父の仕事の関係で米国から日本に引っ越してきました。子どもたちには日本語を学んでほしいし、私が子どもの頃に楽しんだ日本の四季やお正月、桃の節句、七五三……を経験させてあげたい。言葉は私と夫が英語で話しているので、どうしても子どもたちも英語が自然に出てくるのですが、私は子どもたちと日本語で会話するよう頑張っています。