向井理、初のシングルファザー役に挑戦…走って叫んで怒鳴って「本能的に追い詰められる」

俳優の向井理が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」が、14日夜からスタートする。本作は、向井が演じる主人公・白河圭太の愛する娘が何者かに誘拐されることに端を発し、圭太と関わるさまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こるオリジナル脚本の本格サスペンスだ。初回放送を迎えるドラマの見どころについて、向井に聞いた。

ドラマ「10の秘密」に主演する向井理 (C)カンテレ
ドラマ「10の秘密」に主演する向井理 (C)カンテレ

カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」14日夜スタート 「放送中に出た“宿題”を次の週までに考えられるような作品に」

 俳優の向井理が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」が、14日夜からスタートする。本作は、向井が演じる主人公・白河圭太の愛する娘が何者かに誘拐されることに端を発し、圭太と関わるさまざまな登場人物たちの計り知れない秘密が絡み合い、次々に事件が巻き起こるオリジナル脚本の本格サスペンスだ。初回放送を迎えるドラマの見どころについて、向井に聞いた。

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 今回演じる圭太について、「娘の事を第一に考えるどこにでもいる普通の父親。すごく真っすぐな性格で真面目。もう少し上手く立ち回ったらいいのに、と感じる部分もあります(笑)」と話す。これまで向井は、さまざまな役柄を演じてきているが、初めて挑むシングルファザーの役柄だ。そんな男手ひとつで育ててきた娘の瞳(山田杏奈)が誘拐されることから始まる展開の中で、「本当に動き回っている役柄。走ったり、叫んだり、怒鳴ったり、物を蹴ったりだとか、わりと1話、2話で、本能的に追い詰められる」と明かした。

 プロデューサーとの打ち合わせの中でも話に出たのは“必死さ”を伝えることだという。向井自身、「(誘拐という)出来事が出来事なだけに、誘拐された娘を救うために家族が何をするのか、という本能的なところで動いている」と圭太を演じるうえでのこだわりを語った。

 これまでのドラマ撮影では、前後のシーンのつながりや関係性を考えて芝居に挑んできた。しかし、今回の作品は“意図的に何も考えない”で挑んでいるという。誘拐に始まり、いろいろな秘密に翻弄される役、芝居の段取りを決めてしまい、気付かぬうちに先を読んだ芝居になってしまうこと防ぐためだ。「一見簡単で、楽だと思われるかもしれませんが、僕はそういうタイプではないので、すごく不安なんです(笑)。でも、不安な状況をあえて作るようにしています」と、初めての挑戦に意欲を燃やした。

 ドラマについて、「すごく上質なサスペンスだというところと、王道のトリックももちろんありますけど、『そうきたんだな』といういい意味での裏切りもいっぱいあります」と見どころを語ってくれた。さらに、「秘密が多いドラマなので、1時間の楽しみだけではなく、放送中に出た“宿題”を次の週の火曜日(放送日)までに考えていただくような作品にできればと思います」と意気込んだ。

 ■ストーリー
 白河圭太(向井理)は、14歳の娘・瞳(山田杏奈)と二人暮らしの建築確認検査員。一方的に離婚を通告してきた元妻・由貴子(仲間由紀恵)に出て行かれた後は、娘のことだけを考えて自分を犠牲にする生活を送ってきた。瞳とはなんでも話せる関係を築き、「あんな父親が欲しい」と瞳の友人からうらやましがられるほどの理想の父親。
 そんなある日、圭太のもとに電話がかかってくる。「娘を預かった。命が惜しければ、元妻を探せ」
 瞳を探すにつれて、別れた妻のセレブな暮らしに隠された秘密を知るばかりか、何でも知っていると思っていた娘にすら、秘密があることを知ってしまう……。

「10の秘密」 2020年1月14日(火)スタート 毎週火曜午後9時(※初回、20分拡大スタート) カンテレ・フジテレビ系全国ネット

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