【ズバリ!近況】「トイレの神様」植村花菜は家族で米国から一時帰国し実家滞在 1人息子もおばあちゃん大好き

今は日本での生活を楽しんでいる【写真:稲葉訓也】
今は日本での生活を楽しんでいる【写真:稲葉訓也】

渡米後はストレスで右耳の聞こえが一時的に悪くなった

 そうはいっても、渡米から半年はすごくしんどかったですよ。息子はまだ1~2歳だったので主人に任せて外出することが難しく、ずっと家にいて息子と主人としか話をしない毎日で英語に触れる機会さえなくて。渡米前はニューヨークへ行ったら英語がもっと喋れるようになりたい、ミュージカルやジャズライブにも行きたい、と思っていたのに、やりたいことの10分の1もできず、「何のために来たんやろう」と焦ってばかりでした。寝る間も惜しんで英語の勉強や音楽活動など、できるだけやりたいことを頑張っていたとき、突然右耳が聞こえづらくなりました。

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 周りにストレスが原因、「頑張りすぎているから少し休んだら?」とアドバイスを受けました。そこで、自分にストレスを与えている原因について考えてみると、私にはやりたいことが多すぎて、欲張って全部やろうとしていたからキャパオーバーになってしまったことに気が付きました。そして、やりたいことランキングを書き出し、上位トップ3に入った事柄以外は一切やらない! と決めたら、とても気持ちが楽になりました。自分の置かれた環境はその時々で変わっていきます。理想を目指すことも大事ですが、今の自分が無理なくどこまでやれるのか、それをその都度見極めることがとても大切なんですね。

 今はニューヨークに帰ることができず大変なことがいろいろありますが、久しぶりの日本の生活も楽しいことがいっぱいあるので、できることをコツコツと、焦らず流れに身を任せてニューヨークに帰ることができる日を待っています。息子も日本の小学校をとても楽しんでいますし、こちらは登校班というシステムがあり、学校に生徒が集団で登校してくれるのでとても助かっています! 米国では、必ず保護者が送り迎えをしなくてはいけないので。こちらの生活に慣れてしまうと、ニューヨークに帰ったときがちょっと心配です(笑)。

□植村花菜(うえむら・かな)1983年1月4日、兵庫県川西市生まれ。2002年10月、オーディション「服部良一記念大阪音楽祭 ザ・ストリートミュージシャン・グランプリ02」でグランプリ獲得。05年、シングル「大切な人」(キングレコード)でデビュー。10年、「トイレの神様」が大ヒットし第52回日本レコード大賞優秀作品賞と作詞賞受賞。第61回NHK紅白歌合戦出場。13年、ジャズドラマー・清水勇博と結婚。15年、長男出産。16年末、米ニューヨークへ拠点を移し、米国で音楽活動開始。21年5月、デビュー15周年記念アルバム「それでいい」リリース。

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