メンタルトレーナーの石津貴代さん 東京五輪「本番での緊張」克服する方法明かす

メンタルトレーナーの石津貴代さんが21日、都内で、著書「メンタルトレーニングの教科書」の刊行記念会見を行った。メンタルトレーニングは緊張や感情、ストレスをコントロールして自信を付け、目標達成や自己成長に役立てる、いわば心の筋トレ。石津さんは東京五輪代表に決まった選手や、プロ野球選手、総合格闘家ら著名な多くのアスリートをサポートしている。

著書を手に笑顔の石津貴代さん【写真:ENCOUNT編集部】
著書を手に笑顔の石津貴代さん【写真:ENCOUNT編集部】

著書「メンタルトレーニングの教科書」の刊行記念会見

 メンタルトレーナーの石津貴代さんが21日、都内で、著書「メンタルトレーニングの教科書」の刊行記念会見を行った。メンタルトレーニングは緊張や感情、ストレスをコントロールして自信を付け、目標達成や自己成長に役立てる、いわば心の筋トレ。石津さんは東京五輪代表に決まった選手や、プロ野球選手、総合格闘家ら著名な多くのアスリートをサポートしている。

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 石津さんはアスリートに共通する悩みを「本番での緊張。大きな舞台になると緊張して体が動かず、思ったようなパフォーマンスができないこと。若い選手は緊張のコントロールと自信を持ってやりたいという悩みを持っています」と紹介した。

 昨年からこれまで新型コロナウイルスの影響がもたらした東京五輪を目指すアスリートへの影響にも言及。「練習しても練習してもいつ試合ができるか分からない状態。モチベーションの維持が大変だったと思います。選手たちは本番のないまま練習だけをやり続ける苦しい状況だったと思います」と語った。

 また、そんなアスリートが本番の五輪を迎えた場合の対処のコツも披露。「今、持っている力を100%出すことを意識すること。今日の自分ができる100という力をどこまで出せるかを考えてパフォーマンスしてほしい。そのために今の自分にできることを具体的に書き出す。これはできるということを見える形にして整理して、そこに意識を集中すること」と語った。

 コロナ禍の一般の人にも「私たちは見えない物とかコントロールできないものをどうにかしようとした時に負荷、ストレスがかかってしまいます。今、自分にできることは何かに意識を向けてストレスを克服しましょう」と助言した。

 石津さんは酒が好きで、将来の夢は、メンタルトレーニングができるスナックを開業すること、と笑顔を見せた。

次のページへ (2/2) 【写真】刊行記念会見を行った石津貴代さんの全身ショット、実際の写真
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