紆余曲折あった上で開催された公開抽選会。この際、皇治はなぜか白鳥にバッグを渡している。前述通り、皇治によれば白鳥は「（同門である）天ちゃん（那須川天心）のカバン持ち君」のため、このカバンでも持ってろ、ということらしい。

――まず、カバンを渡された時の気持ちは？

「いや、なんのカバンかなあって思ったんですけど、なんのでもなかったので」

――あ、なんの、っていうのはなんのブランドかと思ったと？

「そうそうそうそう」

――とくにブランドものではなかったんですね。

「（皇治は）『俺は稼いでいる』って言ってたから、ブランドもののいいバッグを用意してくれたのかと思って見てみたんですよ。実際、よかったら使おうかと思ったんスけど（笑）」

――ルイ・ヴィトンでもプラダでもなく？

「ではないです」

――その辺にあるようなノーブランドのバッグですね。

「このバッグをツイッターに載せた時に、誰かが特定したみたいで。その画像を貼り付けて。値段は3千いくらみたいな（笑）」

――値段まで特定されましたか。

「まあ、どうせ本人は買ってないですからね。誰かに言って買わせただけですから」

――「カバン持ち」って言われてどう思いました？

「いや、別にイラつきもしなかったですね。とくになんも思わなかった。トーナメント出場者は皇治選手を含め4人いましたけど、自分（皇治）以外のみんなにあだ名をつけて。ちょっと面白かったです」

――勝ってバッグを返さないといけないですね。

「いろいろ詰め込んで返そうかと思って」

――何を詰め込もうと？

「優勝したらトロフィーとかもらえるから、それをあげようかと思って。俺の使ったバンテージとか入れて（笑）」

――いいですね。

「もしくは、普通にオークションに出して、いくらまでいくのか。YouTubeのネタになるからネタを提供してくれてありがとうなんですけどね」

――感謝ですね。

「（ポツリと）カバン持ち君に負けたらヤバいッスよ」

――そうですね。

「俺のカバン持ち君ですよ（笑）」

――面白い。

「試合に勝ったら、普通にリング上で言おうかなって」

――確かに。カバン持ちからはじめてほしいと。

「そこから出直して来いって」