卒業決断の裏話 STU48矢野帆夏×薮下楓、将来を語り合った2人同士の“直球質問”
矢野は卒業を事前に伝えられていなかった!?
――この機会に、お互いに「今だから聞きたいこと」をぶつけていただければと思います。
薮下「私、ほのたんに卒業のことを事前に言わなかったじゃん。よく2人で将来の話をしていて、『卒業するときには、私に絶対先に言ってね!』って言われて、『分かった、ほのたんには言うよ』って話していたのに(苦笑)。ほのたんがどういう反応をするかと思って言わなかったんだけど、どう感じた?」
矢野「卒業を寂しいと思ったのはもちろんだけど、『なんで(私に)言ってくれないの!』って感じ。『絶対言う』って話してたのに。沖(侑果)ちゃんから『ふうさんは、ほのたんさんを泣かせるためにみんなと同じタイミングで言ったんですよ』って聞いたもん(笑)」
薮下「いや、何回も言いかけたよ。だけど、結局言わなかったの(笑)」
矢野「沖ちゃんが『私、知ってましたよ』とマウントを取ってきた(笑)。でも、ふうちゃんがメンバーに伝えてくれたときに、みんなが泣き崩れて、ショックを受けているのを見たら、『みんな大丈夫?』ってなって、私は泣けなかった。たぶん、本当に卒業する日に一気に悲しさに襲われるんだと思う」
薮下「まだ卒業まで時間があるから、ほのたんとたくさん話しておきたいと思ってる。6月にご飯行こうと言っていたけど、新型コロナウイルスの影響もあってなかなかね」
矢野「なにか、私に『頼むよ!』みたいのはある?」
薮下「『MiKER!』はみんなふざけるから、一回『やるよ!』って言ったらやるけど、私がいなくなったら誰がまとめ役をするのかなって思う。だから、『ほのたん、頼むよ』って感じ」
矢野「『円陣するよー!』みたいな」
薮下「本当にお願いね!」
――矢野さんからもぜひ質問をお願いします。
矢野「一緒に将来の話とかをしていたけど、いつ、何がきっかけで卒業を決めたの?」
薮下「そうだなぁ……。これってものはないんだけど、2月くらいにははっきり決めてた。ふいに降りてきたものがあるんだよね。『アイドルとしての薮下楓はここまでだな』って。そう感じたら、今なんだなと思ったというか」
矢野「ふうちゃんは、決めたら貫くタイプだもんね」
薮下「自分の中で芯が決まったらそれをやり遂げるというか、決めたことは絶対というのはある」
矢野「ふうちゃんにとって、ファンの方はどんな存在?」
薮下「私のことを甘やかしてくれる(笑)。私がワガママで気分屋なのを知ったうえで、『今日もふうちゃんかわいいよ』って。私が何をしても、それが正義みたいな(笑)。ファンの方はみんな愛おしいなと思う」
矢野「『休業しても待っててくれた』と言ってたから、どんな存在なのか聞いてみたかった」
薮下「アイドルにとってファンの方はいてくれなきゃ困る存在で、誇りに思ってるのは大前提。応援してくれているのは抜きにしても、出会えて本当に良かったと思う」
矢野「オンラインお話会で、ファンの方と友だちみたいに話しているのを聞くと、いい関係だなと思う。私もそういうふうになりたい」
薮下「『これやって』と言われて、私が『いやだ』と返しても、『やるって言ったじゃん、やってやって』と言い返してくるみたいな(笑)。思っていることをちゃんと言い合える関係。それこそ、メンバーに近い感じはあるかも」
矢野「ファンの方と一緒に頑張ってるのはすごく感じる!」