金ローで“3週連続”細田守監督作を放送へ 「3本のチョイスは素晴らしい」監督も太鼓判

7月16日に封切りとなるスタジオ地図作品で、細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」の公開を記念し、日本テレビ系の金曜ロードショー(午後9時)では、7月2日から「3週連続 細田守SP」と銘打ち、「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「サマーウォーズ」の3作品が放送されることが決定した。

金曜ロードショーで細田守監督作品が3週連続で公開【画像:(C)2009 SUMMERWARSFILM PARTNERS】
金曜ロードショーで細田守監督作品が3週連続で公開【画像:(C)2009 SUMMERWARSFILM PARTNERS】

7月2日から「3週連続 細田守SP」 最大ヒット作も

 7月16日に封切りとなるスタジオ地図作品で、細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」の公開を記念し、日本テレビ系の金曜ロードショー(午後9時)では、7月2日から「3週連続 細田守SP」と銘打ち、「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「サマーウォーズ」の3作品が放送されることが決定した。

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 細田監督は2006年公開の「時をかける少女」以降、監督した5作品すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞したほか、前作「未来のミライ」では米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされるなど国内外で高い評価を得ている。「竜とそばかすの姫」の公開を前に、“細田ワールド”を楽しめそうだ。

 7月2日は、母と子を描く感動作「おおかみこどもの雨と雪」。スタジオ地図設立後初めての作品だ。

 大学生の花は“おおかみおとこ”と恋に落ち、やがて生まれた姉弟は、「人間とおおかみ」の2つの顔を持つ、「おおかみこども」だった――。豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住んだ母と子の、13年間にわたる感動の物語。たくさんの里の人たちに見守られながら、手探りで子育てに奮闘する花。周りとは違う自分に戸惑いながら成長していく雪と雨。それぞれの葛藤と成長は誰の心にも響くこと間違いなしだ。

 同9日は、“新しい家族の形”を描く「バケモノの子」だ。15年公開の邦画No.1となる興行収入を記録し、細田監督最大のヒット作となった。

 舞台は東京・渋谷とバケモノが暮らす異世界・“渋天街”。孤独な少年・九太と、暴れん坊のバケモノ・熊徹のちょっと変わった「親子の絆」を描く感動の物語だ。熊徹役の役所広司、九太役の染谷将太は、「竜とそばかすの姫」にも出演が決まっている。

 同16日は、最新作の世界観の原点!?とも言える「サマーウォーズ」を放送。最新作「竜とそばかすの姫」の<U>と呼ばれる仮想世界は、本作の<OZ>に似ていると話題になっている。

 ちょっと気弱な男子高校生が、憧れの先輩とその大家族とともに、“愛”と“絆”を武器に世界の危機に立ち向かう壮大な感動物語。公開から12年となるが、仮想世界OZの設定は、まさに現実が近づいてきたと言えよう。作中では「ネットの中だからって何でもやっていいと思ったら大間違いだ!」と言う、まさにいまの時代にこそ響くせりふも出てくる。

 2017年の放送では「#サマーウォーズ」がツイッター世界トレンドワード1位となるなど放送のたびに注目される本作。今回も話題を集めそうだ。

 細田監督からコメントが届いた。以下全文。

「新作『竜とそばかすの姫』公開タイミングに合わせての3週連続放送、嬉しく思います。今回の作品は、いろんな過去作品の連続性上にある、と考えています。一番大きいのは、『サマーウォーズ』、インターネット世界が舞台、という大きな共通点があります。『おおかみこどもの雨と雪』とも親子の話であるという接点がありますし、『バケモノの子』の「擬似家族」というテーマ性とも共通点がある。その意味でも3本のチョイスは素晴らしいラインアップだと思います。

 夏は映画のシーズンであります。夏休みの到来とともに、気分を盛り上げるのも映画が果たせる役割に他なりません! コロナ禍の自粛生活でストレスも溜まる日々が続きます。そんな中、ぜひ今回の『金曜ロードショー』の3週連続放送を楽しんでいただき、その上で新作『竜とそばかすの姫』を劇場で見て頂くことで、みなさんの夏の盛り上げを彩ることができたら、幸いです!」

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