「おちょやん」の「鶴亀家庭劇」のモデル「松竹新喜劇」が家族愛描いた人気作無料配信

NHKの連続テレビ小説「おちょやん」が15日に終了したが、本作で主人公・竹井千代が活躍した劇団「鶴亀家庭劇」のモデルとなった「松竹新喜劇」が、2014年11月に大阪松竹座で上演した「愚兄愚弟」の舞台映像を、14日から23日まで期間限定で無料配信している。

2014年11月に大阪松竹座で上演された「愚兄愚弟」【写真提供:松竹】
2014年11月に大阪松竹座で上演された「愚兄愚弟」【写真提供:松竹】

「おちょやん」の「鶴亀家庭劇」のモデル「松竹新喜劇」の舞台映像が無料配信

 NHKの連続テレビ小説「おちょやん」が15日に終了したが、本作で主人公・竹井千代が活躍した劇団「鶴亀家庭劇」のモデルとなった「松竹新喜劇」が、2014年11月に大阪松竹座で上演した「愚兄愚弟」の舞台映像を、14日から23日まで期間限定で無料配信している。

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「愚兄愚弟」は1952年7月に大阪・道頓堀にかつて存在した中座で初演され、当日上演する演目を客が選ぶ“リクエスト公演”で最もリクエストの多かったという人気作。「松竹新喜劇」の往年のスター・藤山寛美(享年60)の代表作の一つとなった名作で、いがみ合いながらも強く結ばれた兄弟の絆が色濃く描かれ、家族愛が胸にしみる名作だ。ちなみに、「おちょやん」では前田旺志郎が藤山寛美をモデルとした松島寛治役を演じていた。

「愚兄愚弟」には「おちょやん」で京都の「鶴亀撮影所」の守衛を演じた渋谷天外、ラジオドラマを放送したNHKのプロデューサーを演じた曽我廼家八十吉、「鶴亀家庭劇」の座員役を演じた曽我廼家寛太郎も出演。ほかに、川奈美弥生、里美羽衣子、髙田次郎、小島慶四郎らが出演している。

「松竹新喜劇」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、劇場公演がままならない状況。そのため「この困難なときこそ皆様に笑顔になっていただこう」と動画配信に力を入れ、動画配信サービス「MIRAIL(ミレール)」で「お祭り提灯」「はるかなり道頓堀」「お種と仙太郎」「初午の日に」「裏町の友情」「籠や捕物帳」などを有料で配信している。20年のゴールデンウィークには代表作の一つ「お祭り提灯」を無料配信し大きな反響を得た。

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