【愛車拝見】「笑点」座布団運び・山田たかおの愛車は世界に1台の金ピカのミツオカ・ヒミコ
「やっぱりすごい車に乗ってるんだ!」って思われたい
車にこだわるのは、昔、「ずうとるび」を脱退する直前の1977年4月から「対決!スーパーカークイズ」(テレビ東京系)の司会をやってたから。当時はスーパーカーが子どもたちの間で大人気で、この番組もすごい好評だった。当時を知る人から「山田たかおさん、どんな車に乗っているんですか?」ってよく聞かれるわけ。だから、一般的な車に乗ってて「なんだ、面白くないなあ」って思われたくない。「やっぱりすごい車に乗ってるんだ!」って思われたい。子どもの頃のみんなの夢を壊したくないんだよね。
「対決!スーパーカークイズ」の中では、僕が作った歌を歌ったりもしてたんだけど、その歌ってた歌「スーパーカーなーんちゃって/僕はカウンタックマン」(東芝EMI)のシングル盤を出したとき、ジャケット撮りをするために初めてレース場に行って、レーシング服を着て、運転して撮影したんだよね。この間、そのシングル盤をたまたまネットで見つけて買ったら9800円もしてさ。驚いちゃったよ! 自分のレコードなのに9800円も出して買っちゃった(笑)。
目立つ車に乗ると女性にモテるか? いや~「ずうとるび」で一生懸命歌って踊ってたときのほうがモテたね! 20代前半で脱退・解散したグループなのに、38年ぶりに再結成したら全国から何百人も集まって応援してくれるんだから。「ずうとるび」のメンバーは、僕のヒミコやアバルトを見たら、「え、座布団運びやってこんな車に乗れるの? 僕もやりたいな!」って言いそうだな(笑)。
□山田たかお(やまだ・たかお)1956年8月23日、江東区生まれ。本名:山田隆夫。10歳のとき、「日清ちびっこのどじまん」(フジテレビ)出演を機にタレントに。70年、「笑点」の“ちびっ子大喜利”コーナーで座布団10枚を獲得し、そのごほうびとして“ちびっ子大喜利”コーナーのメンバー4人で「ずうとるび」を結成。自作曲「透明人間」(エレックレコード)でデビューし、「みかん色の恋」が大ヒットした。77年、脱退。84年から「笑点」の6代目座布団運び役に就任。2020年2月、ずうとるび再結成し活動中。5人のずうとるびとしては初となり、21年7月、新曲リリース予定。