この春、アイドルグループ「HKT48」を卒業する森保まどか（23）が、26日に写真集「HKT48 森保まどかラストフォトブック スコア」をリリースする。アイドルとして10年間を過ごした福岡で撮影した本作には、美しくピアノを奏でる姿、初挑戦となるランジェリー姿で大人の色気をまとったショット、メンバーとの絆など、彼女のこだわりが詰まっていた。ラストフォトブックの見どころ、卒業を控える現在の心境を聞いた。（取材・構成＝イシイヒデキ）

――今回の写真集は、どんな作品になっていますか。

「HKT48のメンバーとして過ごした10年間を全部まとめて、アイドル人生を振り返るような内容になっています。アイドルとして最後の写真集ということで、HKT48劇場でも撮影をしました。これから先、そういうシーンを撮ることはできないので、絶対に収めたいと思いリクエストしました。1st写真集から5年以上がたち、あの頃から身長も伸びて、ビジュアルも髪型も変化しているので、成長した姿が見られる作品になっています」

――SNSでは「間違いなく今までで1番いろんな私を見ていただけます」とコメントしていました。

「彼女感がある写真、ファッショナブルなページ、思い出のお店で撮影する。いろんな要望を出させていただいたのですが、3日間の撮影期間ですべてをかなえていただいて、びっくりしましたし、愛を感じました。旧劇場のあった唐人町でも撮影して、写真集の中に登場する海鮮が食べられるお店は、劇場公演帰りに通っていた思い出のお店なんです」

――こだわったポイントは。

「女性に喜んでいただけるような写真も掲載していて、ハットをかぶったり、お花を持って撮影したり、そういうシチュエーションは、今までのグラビアではなかったので新鮮でした。衣装にもこだわって、ボディースーツやビスチェ、かわいい感じの部屋着なども取り入れています。背伸びせず、ナチュラルな私の姿を映していただきました」

――お気に入りショットを教えてください。

「ボディースーツを着て鏡越しにウインクをしている写真が、今までのグラビアとは違った雰囲気が出せていて気に入っています。私はSNSで鏡越しの写真をあげることが多いのですが、先行カットが公開された際は、ファンのみなさんも『まどかといったら鏡越しだね！』と喜んでくださいました（笑）。他にも、ランジェリーでの撮影に初めて挑戦しました。靴下を脱いでいる途中のショットは、自然体な朝の風景でお気に入りです」

――撮影へ向けてボディーメイクはされましたか。

「撮影に向けて、ダイエットをしたのですが、撮影期間の3日間は、心身ともにあまりコンディションがよくありませんでした。私、そういう所があるんです。大事な日に体調を崩しがちで、劇場公演の初日に体調を崩したこともありました。ヤバいかもしれない……、と思ったのですが、完成した作品を見て感激しました。こんなにキレイに撮っていただけて本当にうれしいです」