「ドリフ大爆笑2021」が、フジテレビ系で5月3日午後7時から放送される。ドリフ版の「バカ殿様」を蔵出しすることが決定した。「ドリフ大爆笑」放送終了後、ドリフ版のバカ殿様を地上波で放送するのは、今回が初めてとなる。

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　同3日から9日にかけて予定されている「クセバラWEEK」の対象番組であり、故・志村けんさん、ザ・ドリフターズのコントを存分に楽しめる内容だ。これまでもフジテレビではスペシャル番組として、志村さん、ならびにザ・ドリフターズによるさまざまなコントを届けてきたが、今回の「ドリフ大爆笑2021」では、「ドリフ大爆笑」（フジテレビ系／1977年～98年）内の1コントとして披露されていたドリフ版・バカ殿様が蔵出しとなる。

「志村けんのバカ殿様」は、志村けんさんが志村藩のバカ殿に扮（ふん）し、城内や城下で起こるさまざまな出来事をコント仕立てで描く、言わずと知れた国民的番組だ。初めて放送されたのは86年4月28日だが、今回放送するドリフ版・バカ殿様はそれ以前の81年10月13日に放送されたもの。

　実はバカ殿様は、「ドリフ大爆笑」内のコントキャラクターとして放送初期から「志村けんのバカ殿様」がスタートするまで登場し、日本中のお茶の間で人気を博していた。

　そんなバカ殿様にとってなくてはならない存在の1人が、バカ殿様に最も長く仕えながら、バカ殿様に最も翻弄（ほんろう）されてしまう家老だ。「志村けんのバカ殿様」では、スタートから88年まで東八郎さんが、89年から2020年まで桑野信義が家老役に扮したが、ドリフ版・バカ殿様で家老に扮するのは、なんと、故・いかりや長介さん。家老としてバカ殿様の予想外かつ型破りな言動に振り回されながら、爆笑のやり取りを見せていく。

　さらに、今回放送されるドリフ版・バカ殿様では、仲本工事が家来役に、由紀さおりと榊原郁恵が腰元役として登場。あのバカ殿様の原点が。超貴重な“バカ殿様”は見逃せない。

　もちろん今回も、「ドリフ大爆笑」「志村けんのバカ殿様」「志村けんのだいじょうぶだぁ」での珠玉のコントを一挙に蔵出し。いかりやさんが母親役に扮し、他のザ・ドリフターズの4人が、その子どもに扮する名物コント「母ちゃん」や、ドリフ大爆笑恒例の「もしもシリーズ」、そして志村さんが扮する「変なおじさん」に「ひとみばあさん」といった国民的コントキャラクターも続々と登場する。

　さらに、いしのようこ、柄本明、研ナオコ、沢田研二、千鳥といった豪華ゲストとの共演コントもめじろ押し。志村さんの定番コントもたっぷりと届ける。