女優の前田敦子が、12日放送のフジテレビ系月9ドラマ「イチケイのカラス」（毎週月曜、午後9時）に出演する。

　竹野内豊演じる東京地方裁判所第3支部第1刑事部（通称：イチケイ）の型破りな刑事裁判官・入間（いるま）みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴（さかま・ちづる／黒木華）らイチケイメンバーの活躍を描く。

　初回世帯視聴率は13.9％（個人全体視聴率7.8％）の好発進となった。

　先が読めない法廷劇の展開にますます注目が高まる中、前田は第2話の被告人としてゲスト出演する。

　第2話でみちおと坂間が合議制で扱うことになる案件は、人気料理研究家の深瀬瑤子（ふかせ・ようこ／前田）が1歳半の長女を虐待したとして起訴された事件。第1審の有罪判決を受けて被告が控訴するも差し戻され、地裁で改めて審理し直すことになる。本件の裁判長をつとめるみちおは、虐待を否定する被告人の説明と、長女にSBS（乳幼児揺さぶられ症候群）の診断を出した専門医の証人尋問に疑問を感じ、真相を明らかにするため裁判官主導の捜査権発動を宣言する、というサスペンスフルなストーリーだ。

　前田が月9に出演するのは、「コンフィデンスマンJP」（2018年4月クール）以来約3年ぶりとなる。

　前田は、「とても心が苦しくなる役どころでしたので、やらせていただくべきかすごく迷いましたが、新しい挑戦をしてみたく飛び込んでみました。田中（亮）監督の演出と導きにとても救われました」とコメントしている。