本木雅弘、「どのような教訓が得られるのか」スペイン風邪テーマのドラマ主演

10日放送のNHK・BSプレミアム特集ドラマ「流行感冒」に主演する俳優・本木雅弘がコメントを発表した。

「流行感冒」の主演を務める本木雅弘【写真:(C)NHK】
「流行感冒」の主演を務める本木雅弘【写真:(C)NHK】

NHK・BSプレミアム特集ドラマ「流行感冒」

 10日放送のNHK・BSプレミアム特集ドラマ「流行感冒」に主演する俳優・本木雅弘がコメントを発表した。

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 原作は志賀直哉の「流行感冒」。流行感冒(スペイン風邪)がはやり、感染者が増えはじめた大正7年(1918年)秋を舞台にした作品で、本木は小説家の「私」役を演じる。共演は、安藤サクラや仲野太賀、古川琴音。

 本木は、「このドラマは100年前のスペイン風邪が流行した時代を描いています。感染の危険にさらされ、目に見えぬ恐怖に心を乱し、人間同士の信頼が揺らいでいく、、今現在、世界中の方々が共鳴するであろうテーマです」と指摘。

「人の世で同じことが繰り返される中、当時の様子から どのような教訓が得られるのか、大変興味がわき、警戒態勢での撮影に不安がありながらも、進んで参加することを決めました」と、出演を決めた当時の心境を明かした。

「『流行感冒』という重苦しいタイトルではありますが、非常にささやかで、しかし、とても大切な人間愛に触れるストーリーです」と魅力をアピール。

「自問と他者への共感を澄んだまなざしですくい取っていく志賀さんの原作と同様に、思うままに動いていく人々の心の綾を感じさせてくれる脚本の、味わいある仕上がりにもひきつけられ、妻役の安藤サクラさんをはじめ、共演者の皆さんの個性が役に見事にハマり、自然と物語に没入することが出来ました。是非、多くの皆さんにご覧いただき、一家族の危うく滑稽(こっけい)な出来事を通して、どんな状況に陥っても、“人は人をいとおしいと思える力を持っている”そんな小さな希望の光のようなものを感じていただければ幸いです」と力を込めた。

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