【愛車拝見】あおられ、傷つけられ、車中泊もした川崎麻世が誕生日にマツダ車を選んだ意外な理由

車は相棒という車大好きの川崎さん【写真:荒川祐史】
車は相棒という車大好きの川崎さん【写真:荒川祐史】

歴代の愛車たちの中で思い出深いのは…

 僕1人の希望で車を選んだのは、最初の3台だけですね。最初の車はBMW318を新車で。バブルの時だったから、“六本木のカローラ”と呼ばれるぐらいBMWがはやっていたんですよ。20歳のときに免許を取り、取ったその足で現金600万円をもって買いに行きました。僕が乗っていた赤はあまり見なかったし、ショップでスポイラーを付けたりタイヤホイールもカスタムしたので、派手で目立っていましたね。ただ、パワー不足が難点で、1年ぐらいで少しパワーが上の、白のBMW323に乗り換えました。これは電気系統の故障が多くてね。3代目は黒のメルセデス・ベンツ300E。そして、今が8台目です。

 思い出深いといえば、6台目のダッジ・デュランゴ。息子が気に入って決めて、燃費が悪いのに10年も乗っていたんですよ。存在感が気に入っていたのと、あと大きいから車中泊が楽だったから(笑)。妻に家から閉め出されて、何度も寝泊まりしていた車なんですよ。もう“相棒”(笑)。「車中もけっこう寝心地がいいな」「ソロキャンプっぽいな」とポジティブに考えるしかなかったですね。

 でも、冬だと寒くて寒くて、仕方がないからエンジンをかけてエアコンつけて休んでいたので、きっとエンジン音がうるさかったんでしょう。ある朝、気が付いたらフロントガラスとドアガラスを割られて大きな穴が開いていたんです。ガラスを修理し、後日、また車中で休んでいたら夜中の3時に、ゴルフクラブを持った男にのぞき込まれていて目が合って……。また割ってやろう、と思って近づいてきたんですね、きっと。いや、怖かったです。

歴代の外車は被害が多く修理代だけで…

 そもそも外車に乗っていたら、コインでボディーを傷つけられたり、パンクされたり、ホイールを盗まれたり、ボンネットの上のエンブレム(フードマスコット)をへし折られるなんてしょっちゅう。その修理代だけで、これまでトータルでン百万円はかかりましたね。

 走っているときはあおられたり、競走したり。昔はそういうことがよくあって、それも楽しんでいたんですけど、めっちゃあおられた車に付いていき高速道を降りたら、「あれ、川崎麻世さんでしたか!」と驚かれたことがありました(笑)。もちろん、今は飛ばさないし、あおられても譲って先に行かせます。安全第一ですよ!

川崎麻世さんの車に乗ってみた!<取材者からの一言>

 まだシートの皮のにおいや張りが残っているようなピカピカの新車なので、乗せてもらうのは緊張したが、エンジン音がとても静かなので会話がしやすく、川崎さんの丁寧な運転は安心感が大きかった。狭い道にもどんどん入っていって、巧みにハンドルを操り、道に慣れてる感をしっかり受けた。よほど新車が気に入っているようで、何枚も写真におさめ、いくら撮っても飽きないようだった。

□川崎麻世(かわさき・まよ)1963年3月1日、京都市生まれ。1歳半の頃に両親が離婚し、母親とともに大阪府枚方市へ。中2だった75年、人気バラエティー番組「プリン&キャッシーのテレビ!テレビ」(よみうりテレビ)のものまねコンテストでグランドチャンピオンになり、スカウトされ76年、CMでデビュー。77年、「ラブ・ショック」(CBSソニー)で歌手デビューしアイドルとして人気を博した。2021年5月13~23日、東京・北千住の「シアター1010」で舞台「逆転裁判 ~逆転のパラレルワールド~」に狩魔豪役で出演。

※川崎麻世の「崎」の正式表記はたつさき

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