過日、何気なく「リングにかけろ」「聖闘士星矢」の原作者として知られる、車田正美の公式サイト「生々流転」を拝見していた際のこと。

　そこに車田先生のサイン入りで「聖闘士星矢」の主要キャラクター、フェニックス一輝（最終青銅聖衣）のフィギュアが展示されている記事を目にした。

　フィギュアと言っても手にとって遊べるようなものではない。

　世界的人気を誇るフィギュアメーカー「プライム1スタジオ」が手掛けたスタチュー（彫像）になる。

　リンク先が貼ってあったので、そこに飛んでみたところ、説明には12万円を超える値段が表示されている。

　しかも大きさは70センチを超える1／4スケール、重量はなんと17キロ（！）との記載がある。

　いったい、どんな代物なのか。

　興味が湧いたので、現物を肉眼で見てみようと、展示されていた東京・渋谷のPARCO内にある「NEXT LEVEL 渋谷」へ。

　するとそこには30体以上の大型フィギュア（スタチュー）が展示されていた。

　映画で話題の「エヴァンゲリオン」を始め、「北斗の拳」や「バットマン」の人気キャラが所狭しと並んでいる。

　どれも10万円以上の高価なもの。

　確かに、どれもが20キロにならんとする重さなのだとしたら、手にとって見るというわけにもいかないものとなる。“眺める”というのが楽しみ方のようだ。

　どれどれといった感じで見ていくと、お目当てのファニックス一輝のスタチューが！

　隣にはドラゴン紫龍のそれもある。

　一輝が紅蓮の炎の鳳凰を背負っているかと思えば、紫龍は巨大な龍を背負っている。

　もちろんどちらも原作を忠実に再現したもの。

　両者のスタチューの間には、車田先生のサインも飾られていた。

　車田サイトで見た通り、一輝の胸の部分には車田先生のサインが入っていて、お宝であることは間違いない。