BTSがコロナパンデミックで打撃を受けた音楽産業従事者をサポートするため米グラミー賞週間に行われるオンライン慈善公演「Music On A Mission」に参加することが発表された。

　グラミー賞を主管する「米レコーディング・アカデミー」に所属する慈善団体「ミュージケアーズ（MusiCares）」が2日（現地時間）、公式SNSを通じて「BTSがMusic On A Mission公演のラインナップに合流する」と伝えた。

「Music On A Mission」はミュージケアーズが主催する公演。毎年「今年の人物」を選ぶ際に特別エキシビジョン公演として行われてきたが、今年はコロナパンデミックによりオンラインコンサートとして12日に行われることになった。チケットの販売収益はすべてコロナにより打撃を受けた音楽産業従事者を支援することに使われる。

　今回の「Music On A Mission」公演にはBTSだけでなく、John Legend、HAIM、H.E.R.、Usher、Bruce Springsteen、Jhene Aiko、Tom Petty& Stevieらが出演しさまざまな舞台を披露する予定。

　BTSと所属事務所のBig Hit Entertainmentは昨年6月、コロナで苦境に立たされた公演業界従事者のために、グローバル公演企画会社のライブ・ネイション（Live Nation）が行う「クルー・ネイション（Crew Nation）」キャンペーンに参加して100万ドルを寄付した。

　BTSは1月31日（現地時間）に「Dynamite」のミュージックビデオで着た衣装などをチャリティーオークションに出品。実業家の前澤友作氏とYouTuberのHIKAKINが16万2500ドル（約1700万円）で共同落札したことでも話題を集めた。

　BTSは昨年8月に発表した「Dynamite」で「2021グラミー賞・ベストポップデュオ/グループパフォーマンス（BEST POP DUO/GROUP PERFORMANCE）」部門の受賞候補にその名が挙がっている。