映画「ミナリ」ゴールデングローブ賞の外国語映画賞に 韓国人移民の苦闘を描く

映画「ミナリ」のストーリー

 1980年代、農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブは、米南部のアーカンソー州の高原に、家族とともに引っ越してきた。荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカは、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと、心臓に病を持つものの好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく。まもなく毒舌で破天荒な祖母も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ。だが、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる……。

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「ミナリ」とは韓国の芹(セリ)のこと。水辺に育ち、独特の香りと歯ごたえに特徴があるが、2度目の収穫のほうがおいしいとされている。成長した子ども世代の幸せを願う親の気持ちを込めたダブルミーニングのタイトルとなっている。

 原題は「MINARI」(米映画)。出演はスティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットンほか。上映時間116分。全米公開日は2月12日。

次のページへ (3/3) 【写真】映画「ミナリ」場面カット集
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