「壮大なミニドラマ」 STU48キャプテン&副キャプテンが語る新曲の幻想的世界観

今村(左)は「STU48はもっと上に行ける」と飛躍を見据える【写真:山口正人】
今村(左)は「STU48はもっと上に行ける」と飛躍を見据える【写真:山口正人】

膨らむ成長への思い 「もっと上へ」(今村)、「いつかは海外でライブを」(福田)

――STU48は今年1月に日本武道館での公演を実現させました。夢の舞台に立ったことで、意識は変わりました?

今村「武道館は本当に開催できるのか、来てくださる方がいるのか不安でした。でも当日、たくさんペンライトが広がって見えた時、(コロナ禍で)離れた時間もたくさんあったけど、『変わらずに応援してくださる方がこんなにもいるんだ』、『日頃からお世話になっているスタッフさんを含めて、いろんな方々に支えてもらっているんだ』と改めて実感しました。武道館という場所だからこそ感じられた思いで、感謝の気持ちも高まったし、STU48はもっと上に行けるグループなんだろうなと思いました」

福田「武道館でライブをしたアーティストの一覧に、『STU48』の名前が今回刻まれたのですごくうれしいです。武道館がゴールくらいの気持ちでやりましたけど、2期研究生が加わってSTU48は今一番勢いがある時だと思うので、いつかは単独アリーナツアーや海外に行ってライブをしてみたいです」

――2月14日の「僕たちの恋の予感」公演では、約1年ぶりに船上劇場「STU48」号での有観客公演も実現しました。

今村「開演前の影アナで拍手をいただいた時に、もうメンバーはワーッと沸きました。配信限定の時は静かな客席の中で公演をしていたので、声は出せなくてもレスポンスがあることがすごくうれしくて。見ていただけるとアドレナリンも出方がまた違って、もっとパフォーマンスもカッコよくしたいと意識が上がります」

福田「無観客公演だと、メンバーがステージ全部を使っていっぱい踊っていても、どうしてもカメラに映っているところしかお届けできません。ファンの方がいて、端のメンバーもちゃんと見てもらえて、ステージ全体の熱気が伝わるのはうれしいです。声が出せなくても、目と目で気持ちを伝え合える。みなさんがいないとやっぱりダメだなと改めて感じました」

(後編に続く)

□今村美月(いまむら・みつき)、2000年2月19日生まれ、広島県出身。STU48 1期生。パフォーマンスだけでなく、優しさと思いやりでメンバーを支える2代目キャプテン。何事にもストイックで、読書で見慣れない漢字を見つけると繰り返し書いて覚えている。ハマっていることは、ドライヤーや歯磨きをしながらのスクワット。ニックネームは「みちゅ」。

□福田朱里(ふくだ・あかり)1999年3月29日生まれ、香川県出身。STU48 1期生。頭の回転の早さと変幻自在のMC、グッズプロデュースなど独自の発想力はグループ随一。学生時代は小説、ルポ、伝記を読みあさり、「STU48で一番本を読んでいる自信がある」と自負する。最近、タペストリー集めを始動。ニックネームは「ふくちゃん」「あかりん」。

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