【東京怪奇酒】杉野遥亮、時空が歪んだ会食シーンに「なんなの、これ!?」

清野とおる原作によるドラマ「東京怪奇酒」(テレビ東京ほか、毎週金曜、深夜24時52分~)が19日にスタートする。清野が知人から心霊話を聞き、そのスポットにわざわざ出向いて、その場に合った酒とつまみを恐怖心や高揚感の中で楽しむ実体験を描いた作品で、注目の若手俳優・杉野遥亮が本人役で主演を務める話題の新ドラマだ。放送を前に、主演の杉野、原作者の清野、そしてゲスト出演するお笑い芸人・チャンス大城による鼎談(ていだん)が実現。撮影の裏話や見どころをたっぷり語ってもらった。

鼎談は和気あいあいも、ドラマの内容はちょっとコワイ?(左から)チャンス大城、杉野遥亮、清野とおる)【写真:(C)テレビ東京】
鼎談は和気あいあいも、ドラマの内容はちょっとコワイ?(左から)チャンス大城、杉野遥亮、清野とおる)【写真:(C)テレビ東京】

ドラマ「東京怪奇酒」がいよいよ放送開始!

 清野とおる原作によるドラマ「東京怪奇酒」(テレビ東京ほか、毎週金曜、深夜24時52分~)が19日にスタートする。清野が知人から心霊話を聞き、そのスポットにわざわざ出向いて、その場に合った酒とつまみを恐怖心や高揚感の中で楽しむ実体験を描いた作品で、注目の若手俳優・杉野遥亮が本人役で主演を務める話題の新ドラマだ。放送を前に、主演の杉野、原作者の清野、そしてゲスト出演するお笑い芸人・チャンス大城による鼎談(ていだん)が実現。撮影の裏話や見どころをたっぷり語ってもらった。

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ドラマ化は「パワースポット」のおかげ!? 杉野「みんなで運気上げに行こうぜ!」

――杉野さんは「幽霊」という存在をどうとらえていますか。

杉野「見えないからといって、その(霊の)世界がないというわけではないと思っています。見える人にとってはある世界だと思っていますし、そういう世界を知っている人もたくさんいる。僕はそれを否定しないし、冒涜したり否定したり、バカにしたくない。

 だから、このドラマに関わるにあたって僕の意見をたくさん伝えさせてもらいました。その上で、この『東京怪奇酒』をどう面白くエンタメとして皆さんに届けられるんだろうと監督やプロデューサーと話を進めていきました」

――その話し合いの中で、「混ざる」というキーワードから「生きること」に昇華していったのですね。

杉野「そうですね。それは監督と話していく中でたどり着いた結論です。2話、3話以降を見ていただければ、特に顕著に出ているんじゃないかなと。そういう部分にフォーカスできたことはありがたいです」

――原作者の清野さんが「東京怪奇酒」を描こうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

清野「それまでは主に居酒屋やスナックに通いつつ、そこで体験したことを漫画にしていたんですけど、40歳に差し掛かってから飽きたというかあまり刺激を得られなくなってしまったんです。じゃあ心霊スポットに行こうかなって思ったんですよね。人間と違って、幽霊だったら献本しなくていいし気を遣いまくらなくていいし(笑)。単純にそういう怪談が好きだったこともあるので一石二鳥かなと」

――実写化されると聞いたときはいかがでしたか。

清野「今思うと、漫画の中では怪奇スポット以上に俗にいうパワースポットみたいな縁起のいい場所にも足繁く通っていて。ボルサリーノ関さんの開運飯を食べたり、陰陽師さんから運気の上がるお手製のお札を作ってもらったりもしたので、図らずもそっち方面の効果が発揮されたのかなって……。漫画では、幽霊がいるかどうか100パーセントの答えを出すことはできなかったんですけど、こんな内容の漫画がテレ東さんでこんな豪華なメンバーでドラマ化しちゃったわけなので、それはパワースポットのおかげなんじゃないかなと(笑)」

杉野「パワースポットの漫画を描いていただいたら、僕がそこに行きます。『実写化どうですか?』『みんなで運気上げに行こうぜ!』って(笑)」

清野「パワースポットを巡る漫画はもうすでに書いている人がたくさんいるんです。誰もやったことないことを常にやりたいと思っているので、怪奇現場で酒飲んだり飯食ったり、そういうグルメ要素を入れた形は誰もやってないんじゃないかなというのも怪奇酒を書いたきっかけの1つですね」

――怪奇酒体験をしてからアイディアが浮かぶようになったと話していましたが、これもパワースポット効果なのでしょうか?

清野「怪奇酒はおばけとの戦いであり、己との戦いと思っているんですけど、それってハイリスクノーリターン。人がしないようなことを、あえて率先してやることで自分の頭をびっくりさせるんですよ。脳がびっくりした分だけ、新たな視野や価値観が得られると思うので、怪奇酒って僕にとってまさにそういう脳トレみたいなものかもしれないですね。それまでだったら思いつかないようなアイディア、表現方法を得られたんじゃないかなと思います」

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