東京女子流が語る過去のリーダー交代劇、コロナ禍の10周年…波乱の10年も変わらない絆
愛に溢れた10周年最後のギフト「Hello, Goodbye」
――そんなファンの新たな思い出となる曲「Hello, Goodbye」がリリースされました。
庄司「去年5月の10周年記念シングル『Tokyo Girls Journey (EP)』以来の新曲になります。改めて私たちの気持ちを伝えたくて10周年最後のギフトを作りました。心が温かくなる愛にあふれた作品です!」
山邊「これまでの女子流にはあまりないタイプの爽やかな曲で “思いを寄せる人に花束を渡す”がテーマになっているので、何も飾らないありのままの姿でファンの方に向けて『ありがとう』って伝えられる曲です」
新井「すごく柔らかくて温かみのある歌で、それはソロ活動にはない4人の音色が集まった女子流でしか味わえない温かみです。ダンスも女性らしい美しい動きが特徴なんですが、その分、しなやかさとキリっとした部分のメリハリがとても難しかったので、たくさん練習して撮影に臨みました」
中江「『Hello, Goodbye』のミュージックビデオ(MV)は、お花がモチーフで、今までにないたくさんのお花に囲まれた映像がとってもきれいなんです。完成したMVを見ると私たちも自然と優しい表情になっていて、歌詞にある『あなたが好き』って言葉を素直に表現出来たかなって思います。衣装も今回はメンバーそれぞれお花のイメージに合わせた色分けになっていて、レース、フリル、リボンと女の子が最初に憧れるような“可愛い”がたくさん詰まっていて、私もうれしかったです」
――まだまだ新型コロナウイルスの影響でファンと直接触れ合う機会が作れない状況ですが、女子流は面白い試みをやっていると聞きました。
庄司「はい。ネットサイン会といったライブ配信をやっています。音源を購入してくださったファンのお名前を配信で1人ひとり読み上げて、その場で感謝を伝えながら、カードなどにメッセージとサインを書いていきます。そしてカードを持った写真を撮ってそのデータも一緒にファンの皆さんにお送りします」
山邊「ネットサイン会以外にも、最近メンバー間で起こったエピソードや普段見れない裏側を紹介する動画もお届けするような企画もやっています」
――ということはコロナ禍以前に出来ていたことを補うだけじゃなくて、むしろピンチをきっかけに新しいコミュニケーションが生まれたってことですね?
庄司「はい。プラスの面が多いかもしれないです」
中江「これまで『もっとこうすればよかったな』って思っていたことを改めて今、形なり、言葉で伝えられるようになって。だからもしかしたらみんなと会えない今の方がちゃんと話せているかもしれないです」
庄司「心の距離はより近くなった気がしますね」
――さすがリーダーうまいですね!
新井「アハハ(笑)。無観客ライブをやるようになって、私たちもファンの皆さんにどうやったら楽しんでいただけるのか考えたり。ファンの皆さんに向けたカメラ目線を1つ取ってもそうですし、そういった私たち自身のスキルを上げることが出来たこともプラスになっています」
山邊「私もSNSを活用して楽しんでもらえることをたくさん考えるようになりました。例えばラジオ番組風に台本を全部書いて30分番組を毎週配信したり、他にも趣味を増やそうとギターを弾いたり、ものまねに挑戦したり。みんなに楽しんでもらえるようなことを考えてチャレンジしています」
中江「みゆが家で必死にものまねの練習をしているのを想像すると(笑)」
山邊「アハハ(笑)。これも1人じゃなくて、SNSを通じてファンの皆さんの前で公開練習をしているんです。みなさん褒めてくれるから頑張れます」