肺気胸で入院、コロナでプロモーション中断…崖っぷちを武器にブレークしたD.Y.T
POPSとR&Bを融合したサウンドが支持を得ているD.Y.T(ディー・ワイ・ティー)は1シンガー(菅野陽太)、1ラッパー(千田耀太)による気鋭ツインボーカルユニットだ。最新シングル「Juliet」は総再生回数70万回を突破。菅野はテレビ東京「THE★カラオケバトル」(1月31日放送)に契約解除寸前の“崖っぷちシンガー”と登場し、第3位入賞を果たした。今、注目のD.Y.Tとは?
気鋭のツインボーカルユニット、最新シングル「Juliet」は総再生回数70万回を突破
POPSとR&Bを融合したサウンドが支持を得ているD.Y.T(ディー・ワイ・ティー)は1シンガー(菅野陽太)、1ラッパー(千田耀太)による気鋭ツインボーカルユニットだ。最新シングル「Juliet」は総再生回数70万回を突破。菅野はテレビ東京「THE★カラオケバトル」(1月31日放送)に契約解除寸前の“崖っぷちシンガー”と登場し、第3位入賞を果たした。今、注目のD.Y.Tとは?(取材・文=平辻哲也)
昨年10月に発表された「Juliet」はANARCHY、SALU、BAD HOP、(sic)boyらへの楽曲提供で知られるトラックメイカーKM氏によるプロデュース作品第2弾。菅野のメロディアスなボーカルラインと千田によるラップが心地いいサウンドだ。Spotifyが新人アーティストを応援するプログラム「アーリーノイズ」にリストアップされ、音楽プロデューサー蔦屋好位置氏がテレビ朝「関ジャム完全燃SHOW」(1月17日放送)で、2020年に気になった楽曲として取り上げるなど注目度が高まっている。
「ちょうど、リアルタイムで見ていて、声が出てしまいましたね。人生何があるか分からない。蔦屋さんはすごい有名な方で、尊敬しているので、そんな方にテレビでご紹介していただき、感動しました」(千田)、「ファンの方からもメッセージを頂き、見てくれているんだなと、ありがたかったですね」(菅野)。
D.Y.Tは2018年、ボーカル発掘オーディションを経て、約4000人の応募者の中から2人がグランプリに選ばれ、結成。互いの印象はどうだったのか。「オーディションの時に初めて会ったんですけど、名前が同じだったので、強烈に印象残っていました」(菅野)、「ヨウタという名前に出会ったことがなかったので、一番記憶に残っていました。オーディションで残る度に、あいつと一緒ってあるのかもと思っていたので、2人がグランプリを取った時は運命みたいものを感じましたね」(千田)。
ユニット名は「Do Your Thing」の略。自分たちで未来を切り開いていくという意味が込められている。「ファンの方にも、ダブルヨウタって意味でしょって、言われるんです。つっぱっていた時は、『違います。Do Your Thingです』とカッコつけて言っていたんですけど、最近は角が取れて、ダブルヨウタで覚えてくださいと言っています(笑)」(千田)。「その方が親しみを持ってもらえるかなと思っています。お笑い芸人さんみたいですけども(笑)」(菅野)。