アイドルグループ「SKE48」が3日に、松井珠理奈の卒業シングルとなる「恋落ちフラグ」をリリース。発売記念インタビューの第2回では、井上瑠夏、北川愛乃、野村実代、佐藤佳穂の4人に楽曲とダンスのポイント、個性的なメンバーが多い8期生の今後について聞いた。（取材・構成＝イシイヒデキ）

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――ニューシングル発売が決まった際は、どんな気持ちでしたか。

野村「私は表題曲を初めて歌わせていただけて、うれしい気持ちでいっぱいでした。私が珠理奈さんと表題曲に参加できるのは、最初で最後。全員参加と聞いたとき珠理奈さんの優しさを感じました」

北川「珠理奈さんの卒業が決まり、不安な気持ちもあったのですが、『今のメンバーになら任せられる！　大丈夫！』と言ってくださったので、もう頼ってばかりではダメ、珠理奈さんのように強い意志を持って活動する！　と気が引き締まりました」

――「恋落ちフラグ」のダンスの見所を教えてください。

井上「今回、初めて『s**t kingz（シットキングス）』のshojiさんに指導していただき、力強くてインパクトのある振り付けになっています。気持ちを込めて踊るということの大切さを改めて学んで、ファンの方は新曲のダンスを見たら、ますます目が離せなくなるんじゃないかと思います。珠理奈さんを見送る『バイバイダンス』にも注目していただきたいです」

――長い英語の歌詞やラップパート、新たな挑戦もありました。

佐藤「SKE48はダンスのイメージが強いと思いますが、英語もラップもできちゃうんだ！　と感じていただけたらうれしいですね。歌詞の方は、すごくキュンとするような歌詞になっていて、私自身、共感する部分がたくさんありました。きっと、みなさんにも共感していただける歌詞なので、たくさんの人に親しまれる曲になってほしいです」

――ミュージックビデオは、ナゴヤドーム（バンテリンドーム ナゴヤ）でも撮影が行われました。8期生は、ナゴヤドーム単独コンサートを経験していない世代ですが、どんなことを感じましたか。

佐藤「直前までナゴヤドームで撮影することが知らされていなくて、最初に聞いたときは素直にうれしかったです。SKE48の目指す場所で初めてパフォーマンスできたことは貴重な経験でした」

北川「ここにも珠理奈さんの優しさが詰まっていると感じました。改めて、ナゴヤドームで単独コンサートをするという夢、その夢をあきらめたくない！　と思いました」

――井上さんと野村さんは、松井さんプロデュースのユニット「Black Pearl （ブラックパー
ル）」のメンバーに選ばれ、カップリング曲「Change Your World」に参加しています。

野村「ユニットのメンバー全員で集まる機会があり、今どんな思いで活動しているのか気持ちを伝えました。それを聞いたうえで珠理奈さんが歌詞を書いてくださり、振り付けも考えて、衣装やヘアースタイルもそのメンバーに似合うものをプロデュースしてくださりました。間違いなくいい曲になっていると手ごたえを感じています」

井上「自分を奮い立たせてくれる歌詞で、批判とかいろいろあるけど、それをはね返して自分で立ち上がる、周りを気にせず自分が先に行け、というメッセージが、すべて自分に当てはまる言葉だと感じました。振り入れの時も、振りに込められた思いを丁寧に教えてくださって、私もSKE48の中でもっともっと大きい存在になりたいという意識が高まりました」