NHKは26日、次期大河ドラマ「青天を衝け」（2月14日スタート、日曜午後8時）の新たな出演者を発表し、西郷隆盛を博多華丸が演じると発表した。また、第14代将軍の徳川家茂を俳優・磯村勇斗、家茂の正室の和宮を深川麻衣、大久保利通を石丸幹二、孝明天皇を尾上右近が演じる。

　作品は主演を吉沢亮が務め、資本主義の父と称され、新1万円札の顔として注目される渋沢栄一の生涯を描く。今回、発表されたのは、渋沢が政治の中心である江戸や京などで出会う人々を演じるキャスト。

　NHK制作統括の菓子浩氏は「渋沢栄一は卓越した記憶力の持ち主でした。晩年に語ったエピソードの数々は、日付や場所も正確な上、細かな描写もあふれていて臨場感があります。一橋家の家臣となった栄一は、京でさまざまな幕末のヒーローたちと出会います。西郷隆盛もその1人。鹿児島名物豚鍋をつつきながら、未来を語り合った2人は意気投合しました。そして、この時期、慶喜は幕府と朝廷、雄藩の思惑が入り乱れる中で、1人奮闘していたのです。そんな手に汗握る展開を、素晴しいキャストの皆さんに演じていただけることとなりました。物語としてはちょっと先の話になりますが、『青天を衝け』、見応えのあるシーンが続きます。どうぞご期待ください」とコメントした。

　ほかに中島歩、板垣李光人、遠山俊也、波岡一喜、池田成志、徳井優、菅原大吉、水上竜士、山内圭哉、奥田洋平、金井勇太、渡辺徹が出演する。