「私たちと一緒に夢の続きを」 STU48、初の武道館公演で示した“未来に向かう力”

キャプテンの今村美月(左)と副キャプテンの福田朱里(右)を中心に渾身のパフォーマンスを披露【写真:小田智史】
キャプテンの今村美月(左)と副キャプテンの福田朱里(右)を中心に渾身のパフォーマンスを披露【写真:小田智史】

武道館がゴールではなく、「私たちはもっともっと上を目指していい」(瀧野)

 アンコール2曲目で人気曲「ペダルと車輪と来た道と」を披露した際には、初選抜の2期研究生2名を含めたメンバー全23名の「夢」が一つずつステージのスクリーンに映し出され、駆け付けたファンの心を打った。

 岡田奈々が「STU48世界進出」と大きな野望を掲げれば、2代目キャプテンの今村は「個人としてもグループとしても唯一無二の存在になる!」と決意表明。6thシングルで初センターに抜擢された石田千穂は、「最強のアイドルになる」というかねてからの目標を改めてつづった。ほかにも、「プロデュース公演をやりたい!!」(副キャプテンの福田朱里)、「何事も全力で頑張ってファンの方をしあわせにする」(石田みなみ)、「STU48メンバー全員が幸せになりますように」(兵頭葵)、「死ぬまでうたう!!」(矢野帆夏)など、熱い思いが込められた言葉が並んだ。

「STU48には夢がある」

 曲の終わりにスクリーンに映し出されたフレーズにかけるかのように、瀧野は「ここ(武道館)がゴールじゃなくて、私たちはもっともっと上を目指してもいいのかなと思うので、これからも私たちと一緒に夢の続きを見てくれたらうれしいです」と公演の感想を語っている。

「みんなでするコンサートは1年ぶり。変わらず、応援してくださる方がこんなにもいるんだなと。『STU48はこれからもまだまだ頑張れる』とめちゃくちゃうれしかったです。みなさんのおかげで、私たちは武道館に立ったいちアーティストという肩書きがついたので、事あるごとに書けるのかなと楽しみです(笑)」

 武道館の経験を手に、新たな一歩を踏み出すSTU48。彼女たちに「夢」とそれに向かっていく意志がある限り、きっとどんな困難も乗り越えて、輝く姿を見せてくれるはずだ。

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