上原多香子、島袋寛子、今井絵理子、新垣仁絵による4人組ガールズグループ「SPEED」が13日、SPEED名義でリリースされた楽曲のオリジナルバージョンすべてを完全収録した豪華BOX商品「SPEED MUSIC BOX -ALL THE MEMORIES-」をリリースした。

　昨年10月、オフィシャルサイトに出現した謎のカウントダウンタイマーからスタートした今回のリリース。1996年1月13日にSPEEDが出演していたテレビ番組「THE 夜もヒッパレ」で“SPEED”と命名された日からちょうど25周年となる2021年1月13日に25周年イヤーの幕開けを記念して企画された。

　8枚のCDにSPEED名義でリリースされた全86曲のオリジナル音源のほか、幻の未発表楽曲「Affection」を初収録。そしてそのハイレゾ化した音源をブルーレイAudio Disc2枚としても収録。さらに幻の未発表ライブ映像として99年に開催された「Final Summer Dream Stage」の映像を初めてブルーレイ化が実現した。

　同梱の「ヴィジュアルBOOK」はデビュー前から身近なスタッフが撮影してきた未公開のオフショットなどを豊富に入れ込み、最新のビジュアルに至るまで、SPEEDのまるでプライベートアルバムのような彼女たちの変遷が分かる仕上がりとなっている。全楽曲の歌詞BOOKには今回改めて書き起こされたSPEEDを語る上で外せないプロデューサー・伊秩弘将氏のロングインタビューも掲載されている。まさに“永久保存版仕様”の力作だ。

　発売日の13日には未発表音源の「Affection」の音源も一部特設サイトで解禁。東京・新宿のタワーレコード新宿店、そして大阪のタワーレコード梅田大阪丸ビル店では今回のリリースを記念して、SPEEDが実際に着用した衣装展も18日まで開催されている。

　今作の特設サイトには歌手のLiSAや社会学者の古市憲寿らがSPEEDフォロワーとして熱い思いを寄稿している。現在4人での活動は実質的には行われていないが、25周年の今年、このリリースをきっかけに何かまた明るい話題を提供してくれるのでは、と期待せずにはいられない。