“大仁田厚VSハマコー”一喝事件の全真相「100万回以上再生されて、俺だってつらいんだよ」

プロレスラー、国会議員時代には数々の“猛者”たちと対峙し、伝説を作ってきた大仁田厚。その対決シーンは、今もユーチューブなどに映像として残っている。あの日、あの時、邪道は何を思っていたのか。振り返ってもらった。

闘志を燃やす大仁田【写真:編集部】
闘志を燃やす大仁田【写真:編集部】

邪道インタビュー(3)

 プロレスラー、国会議員時代には数々の“猛者”たちと対峙し、伝説を作ってきた大仁田厚。その対決シーンは、今もユーチューブなどに映像として残っている。あの日、あの時、邪道は何を思っていたのか。振り返ってもらった。

――長州力さんとのやりとりは有名ですね。大仁田さんが電流爆破マッチを要求しに、新日本プロレスに乗り込んだところです。長州さんの名言「またぐなよ」が生まれました。

「長州力とのやりとりはガチだよ。オレはあの時まで、長州力と会ったことはなかった。『またぐなよ』と言われて、そりゃ、またげないだろう。そばにレスラーが10人以上もいるのに、どうやってまたぐんだよ。またいだら、ボコボコにされるじゃん」

人生は闘いの連続じゃ【写真提供:株式会社大仁田屋】
人生は闘いの連続じゃ【写真提供:株式会社大仁田屋】

長州力の“またぐなよ”、真鍋アナとのやりとりは「ガチだよ」

――テレ朝の真鍋由アナウンサーとのやりとりも面白かったですね。

「よく『やらせだ』と言われるんだけど、真鍋とは1回も食事に行ったことがないんだよ。あの人、今は宮内庁の記者。2017年に7度目の引退をする時に電話したんだけど、『ごめんなさい。その日はちょっと行けないんですよね』と言われた。その時、初めて普通にしゃべったよ。新日に参戦した時のやりとりは、ハッキリと言って、アドリブだよ。真鍋に聞いてもらってもいい。ライブです。本当にガチです」

――国会議員になった当時、首相だった小泉純一郎氏はいかがでしたか。“小泉チルドレン”を自称されていましたが。

「あの人はわかりやすいよ。オレが郵政民営化の時、棄権したら、3か月も口を利いてくれなかったよ。俺は3年間、予算委員会をやっていたんだけど、大きな法案が通ったら、みんなで握手するんだよ。与党議員らと『ごくろうさん』って。でも、俺だけ小泉さんから手をよけられてさ。本当にわかりやすい人だよ」

――郵政民営化と言えば、参院採決で大仁田さんが棄権した直後のテレビインタビューで、“政界の暴れん坊”と言われた故・浜田幸一(ハマコー)さんから一喝される伝説の事件も起こりました。

「ユーチューブで100万以上のアクセスがあるんだろう。すごいよな」

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