東大生はなぜテレビに引っ張りだこ? 「ミス東大」タレント・松本有紗が徹底分析

「東大」の2文字が入ったテレビ番組が最近、増えている。東大生はテレビに引っ張りだこで頭脳明晰、学業優秀を打ち出すだけではなく意外な行動力や変わり者ぶりでも人気を集めている。いまや東大生はキラーコンテンツとしてテレビ業界から熱い視線を送られているのだ。「ミス東京大学2017」グランプリに輝き現在、大手芸能プロ「ホリプロ」のアナウンス室に所属するタレントの松本有紗が、「東大生」というコンテンツの魅力と人気の理由、さらには今後の目標について語った。

大学院生活について楽しそうに語る松本有紗【写真:舛元清香】
大学院生活について楽しそうに語る松本有紗【写真:舛元清香】

現在、東京大学大学院農学生命科学研究科で「土壌」について研究中

「東大」の2文字が入ったテレビ番組が最近、増えている。東大生はテレビに引っ張りだこで頭脳明晰、学業優秀を打ち出すだけではなく意外な行動力や変わり者ぶりでも人気を集めている。いまや東大生はキラーコンテンツとしてテレビ業界から熱い視線を送られているのだ。「ミス東京大学2017」グランプリに輝き現在、大手芸能プロ「ホリプロ」のアナウンス室に所属するタレントの松本有紗が、「東大生」というコンテンツの魅力と人気の理由、さらには今後の目標について語った。

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 私は今、土壌について研究しています。所属しているのは東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命科学専攻土壌圏科学研究室というところです。研究テーマを具体的に言うと「土壌におけるリン可給性向上のための基盤研究」。ちょっと難しいかもしれませんが、微生物の力を利用して細胞を培養する場合、重要な栄養源となるのがグルコースやキシロースなどの炭素源。これを利用して微生物を活性化させることによって、肥料としてまかれたのち土壌中に蓄積されてきた難溶性リン酸塩を溶解して肥料として植物が利用できるようにする、という研究です。

リン鉱石はあと90年で枯渇

 どうしてこの研究に意義があるのかと言いますと、リン肥料の原料であるリン鉱石の採掘可能年数があと90年ほどと見積もられているからです。日本はリン鉱石の全量を輸入に依存しているので、日本の農業を持続可能なものにするためには、この研究が重要なんです。ただ、研究をしたいなと思った本当の理由は、教授の先生がいい人だったからです(笑)。これから修士論文を書いて1月の頭に提出です。

 修論のタイトルは「土壌中のリン酸塩溶解細菌の諸性状に関する研究」です。研究のメインは微生物なので目には見えないんですが、培養すると目視で確認できるものも多いです。糸状菌とか、糸みたいにふわふわしていてかわいいです。修士号をとった後は、博士課程には進学しないで芸能のお仕事に専念します。この研究が今後の仕事に役立つかといえば、うーん、そうですね、研究というものに対する知識はあるから生かせることがきっとあると思います。

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