竹野内豊が11年ぶりフジ月9主演 「イチケイのカラス」共演は月9初出演の黒木華

俳優の竹野内豊が来年4月期のフジテレビ系ドラマ「イチケイのカラス」(午後9時)で11年ぶりの月9ドラマ主演を務めることが決まった。共演は月9初出演の黒木華。

「イチケイのカラス」主演の竹野内豊と月9初出演となる黒木華【写真:(C)フジテレビ】
「イチケイのカラス」主演の竹野内豊と月9初出演となる黒木華【写真:(C)フジテレビ】

2010年「流れ星」以来の月9主演

 俳優の竹野内豊が来年4月期のフジテレビ系ドラマ「イチケイのカラス」(午後9時)で11年ぶりの月9ドラマ主演を務めることが決まった。共演は月9初出演の黒木華。

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 民放連ドラ初となる刑事裁判官を主人公に描く、コミカル&ビターなリーガルエンターテインメントで、竹野内は上戸彩と共演したラブストーリー「流れ星」(2010)以来11年ぶりの月9主演となる。

 竹野内が演じるのは主人公で、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官・入間みちお。絶対に冤罪(えんざい)を生むことの無いよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていくという異端な刑事裁判官だ。ひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。お堅い裁判官のイメージとはほど遠いが、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者だ。

 一方で、1人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することも大きな使命のひとつ。「そんなことはお構いなし」と言わんばかりに、マイペースで事件を深掘りしていくみちおに、周囲のイチケイメンバーたちはいつも頭を抱えている。そんなみちおは、実は元弁護士という異色な経歴の持ち主でもある。裁判官になった背景には、過去のとある事件が深く関わっているようで……。物語が展開するにつれ、みちおの知られざる過去が次第に明らかになっていく。

 そして、そんな入間みちおと真逆タイプの裁判官なのが黒木演じる坂間千鶴。男性社会の法曹界において若くして特例判事補になった優秀な女性だ。東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物なタイプで、「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている」と強烈に自負している。そんな坂間がイチケイに異動してきた理由、それは、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すため。迅速さと効率性を求める坂間にとって、現場検証を何度も行い、じっくりと事件の真相を深掘りしていくみちおの仕事スタイルは全く理解ができずイライラが募るばかり……。初めこそ反発してばかりの坂間だったが、事件をただの“案件”ではなく“1人ひとりの人生”として扱うみちおの信念に気づいたとき、「判決を下すだけではなく、裁判官として何ができるのか」という問いに直面することになる。

 原作は浅見理都により2018年に発刊された人気コミック「イチケイのカラス」(講談社モーニングKC刊)。脚本を務めるのは「絶対零度」シリーズ(2010・2011・2018・2020)などを手がけた浜田秀哉。さらに、劇中音楽を担当するのは「HERO」シリーズ(2001・2014)、「半沢直樹」シリーズ(TBS、2013・2020)をはじめ、数々の名曲を世に送り出してきた巨匠・服部隆之と、豪華なメンバーがそろった。

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