トップYouTuberエミリンが“どん底”の過去を告白「精神的に病んでしまいました」

エミリン著「ここは負けても死なないテーマパーク」
エミリン著「ここは負けても死なないテーマパーク」

神回は「リトル・マーメイド」のヒロイン、アリエルになりきった回

――転機になったのは「リトル・マーメイド」のヒロイン、アリエルになりきった回ですか?

軽トラからセンチュリー、バイクにバギー…大御所タレントの仰天愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ)

「自分でも神回だったと思います。撮っていても、編集しても面白かったし、反応も『面白い』というもので、完全に需要と供給が一致して、すごく気持ちいい瞬間でした」

――動画の内容は初期から変わっていきましたね。

「最初はお笑い芸人時代にやっていたネタを動画バージョンにしていました。それなりに評価されたんですけど、パンと突き抜けるものがないと思っていました。芸人のときも売れてないから、面白さではプロの芸人さんに勝てない。かといって、歌がうまいとか、芝居がうまいとか特技があるわけでもない。何をしたら突き抜けるのかなって考えた時、もう人間性を全部出して、人間で戦うしかないと思ったんです。ありのままをさらけ出した瞬間に一気にスピードがぐっと変わった感じがしました」

――エミリンさんの動画が見ると、元気が出ます。どんなふうに作っていますか?

「動画でブログを配信しているって感覚に近いですね。今日はこういうカフェに行きましたが、今日はこういうことをしました、今日はこういうことをしちゃいましたと報告しているイメージ。考えてないから、すごいストレスフリーです」

――動画にはすごい数のコメントがたくさん来ますが、中にはアンチもありますよね。エゴサーチもしますし、中傷には強い気持ちを持って、向かっていますね。

「コメントは全部見ています。アンチを見ずにYouTubeするっていうことが不可能なので、慣れですね。芸人時代含めて7年目ですから。最初はつらかったです。アンチの人がいることを分かった上で、どの部分に対して、そう思っているのか、知りたいんです。ちゃんと見ると、原因も読み取れたりするので、今度はその元になった行動と発言を、気をつけようとか対策もある程度できます。アンチの中にも『感情的になっているときに書いちゃったけど、ごめんなさい』と後から謝ってくれる子もいます」

――SNS上での誹謗中傷では、女子プロレスラーの木村花さんが自ら命を絶つ事件もありました。

「(木村さんの)気持ちは本当に分かります。正論だけ言うなら、『誹謗中傷をやめよう』ということだと思いますが、世の中って、そんなにきれいじゃないから、ゼロにはならないと思います。悲しいことだけど、出る側もある程度、耐性をつけないと、しんどくなっちゃうのかな。無理だったら、SNSを全部止めて逃げるのも選択肢だと思います」

――感謝している人は?

「YouTuberのグループ『さんこいち』の古川優香とやっぴです」

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